浄土宗大本山 光明寺

鎌倉三十三観音巡りのご朱印をいただくために参拝させていただきました。
まず、山門から本堂の間にある駐車場にたくさんの高級車が止まっていることに違和感。別にそれはいいのですが、宗教法人の優遇税制について考えてしまいました。
きちんと本堂でお参りした後、ご朱印をいただきに。
寺務所？事務所？のような、受け付けてくれるところに
二人の男性が談笑していました。一人はこちら向きに、もう一人は背を向けて座っていました。こちら向きに座っている人に会釈をすると、その人はすぐに立ち上がらず、向かいにいる人に『客だよ。』という風にあごでしゃくりました。しかしその言われた人も振り向きもせず、微動だにしませんでした。
仕方なくといった風に立ち上がったこちら向きの男はゆっくり私のところまで来て、「ご朱印をお願いします」というと「少々お待ちください」とだけ言いご朱印帳を手に、戻りました。その男が書いている間も二人の談笑は止まず、「私の観音巡りは遊びじゃないんだからな！」とやや不愉快な気分になりました。
その書いている間に中年の女性がその部屋に戻ってきて受付窓の向こう側で立って待っている私に「どうぞ座ってお待ちください。」と一言。『受付けた男、なぜそれが言えないのだ！？』と思いながらしばし待つ。無駄なおしゃべりを止めぬまま書いた男はご朱印帳をその中年女性に渡し、その女性が「こちらでよろしいですか？」と見せたご朱印の惨状に泣きたくなりました。
昔美術の授業で歯ブラシに絵具をつけて網をこする、なんていうのをやったことありませんか？
まさにあれ、墨汁がしぶきとなり撥ねに撥ね、当該ページはした半分ほどにびっしりと黒い点となり付着、それどころか隣のページにまでたくさん飛んでいる始末。
『･･･何なの、この汚さは･･･。』と本当にがっかりしました。がっかり･･･。力が抜ける感じ。本当に、私のこの三十三観音巡りは遊びでも、観光でも、ましてや記念スタンプ感覚でもないのです。心の底から願うものを胸に一人で歩いて回っているのです。それなのに当の本人は「すいません」の一言もなくただ書くだけ書いて直接私に返すことすらせず、また席に戻って無駄口。二人とも最低の人間だな、とあきれました。
今回この光明寺以外に近場の寺院１０カ所くらいを一日かけて回り、ご朱印をいただきましたが、他はみな「気を付けてお回りください」というような言葉をかけてくだる方ばかりでした。この光明寺の二人のような人間がお坊さんだなんて、日本の仏教界も終わりだと思いました。
鎌倉三十三観音巡り、結願したら二度目はないなと思いました。だって光明寺には二度と行きたくないから。
これから行かれる方、覚悟して行ってください。こちらの真剣な思い、汲み取れない坊さんもいますよ。

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