上野公園は23時になると閉園する。
早朝から花見する場合でも朝5時から。
警備員や警察官による巡回が行われ退出を促される。
■概要
毎年、うえの桜まつり期間中に不忍池周辺の夜桜が楽しめる。
ボンボリ点灯(17:00〜22:00頃)
桜ライトアップ(日没後〜21:00/22:00頃)
不忍池の夜桜は、上野公園の中でも落ち着いた夜桜を楽しめるスポットである。
酒盛りせずに静かに不忍池周辺をぐるぐる歩いて花見するのだ。
■感想
昼間に来る時間がなくて夜桜に滑り込んだ。
昼間は花曇りで空と桜の色の区別がつきにくいが、さすが夜桜だとはっきり区別がつく。
きれいだなあ。
●出会い茶屋とラブホテル
昔々、江戸時代。
夏の葉不忍池周辺には出会い茶屋がたくさん営業していた。
表向きは蓮見茶屋。
個室を確保して部屋から蓮の花を眺めながらご飯を食べるのだ。
いわゆる有料デートスポット。
しかしその実態はラブホであった。
その名残のようにラブホが不忍池周辺にはいくつかある。
桜時期になると満室もよくある話。
江戸時代から時代が変わって季節も変わったが、男女のデート風景はあんまり変わらない。
不忍池は300年の伝統ある男女のデートスポットなのだ。
(深夜や早朝に酔っぱらった女の子をラブホに連れ込もうとして果敢に拒否される姿などを見かける。こういうのも江戸時代から変わらないんだろう)
●不忍池周辺は男女茶屋、湯島天神まわりは男男茶屋
上野公園は寛永寺だった。
この寛永寺は「女犯禁止」で「男同士OK。黙認する」の風潮が強かった。
寛永寺の一部である不忍池周辺はさすがに見られるのを嫌がったのか、数百メートル離れた湯島天神門前に男娼街(陰間茶屋)が多かった。
位置的には寛永寺の裏門側。
偉い坊さん達の影響力が強くて他地域(江戸時代には三大男茶屋エリアというものがある。商業的成功を収めていた)では「風紀の乱れ!」「取り締まり!取り締まり!」と弾圧されても湯島の茶屋だけが長く営業を続けられたそうだ。
ちょっと離れた浅草寺の境内に、男芸者(幇間・ほうかん)を供養する碑が建ってるのもこういった男男文化の流れがあるんだろう。
●夜桜のゴールは弁財天堂
不忍池でひと際ゴールデンに輝く弁財天様。
音楽・芸能・財運の女神様。
歌舞伎や陰間(女形修行中の少年など芸を売る者)と親和性が高かった。
江戸時代からの300年の歴史の中で彼らもここを参って人生を向上させようとしたんだろうなあ、と感慨深い。
上野は昔から色恋の街。