飯盛山はおにぎりの形をしている。
長野県の飯盛山ともよく似ている。
こんもりと三角である。
■概要
会津若松駅から約2キロで売店のあるスタート地点に到着。
城下町を一望に見渡す小高い山である。
頂上は白虎隊の墓地であり、約1700年前の前方後円墳である。
(頂上付近でガサガサと山に入ると隠れキリシタンの墓があるらしい。)
■感想
●周遊バス券1日600円は買った方がいい。デジタルも売ってる。
駅に到着。
ちょうど目の前で周遊バスがぶろろろ出発してしまった。
JR会津若松駅から正面の道をまっすぐ行けば飯盛山だ。
飯盛山まで周遊バスが2本出ている。
15-30分に一本。
約2㎞を歩いても行けるが道路に影が全くなく、夏場は熱中症の恐れがある。
調子に乗って歩いて行ってしまった。
灼熱地獄でくらくらした。
周遊バスに乗ればよかったと何度も後悔した。
心がくじけかけた。
徒歩で向かって「僥倖!」と思ったのは雑貨屋が軒先で福島産梨を販売していたことである。
「実家で育ててる梨だよ。美味しいよ」
果物王国福島びばびば。
東京ではこんなにたっぷり買えないよ!
リュックサックに詰められるだけ買えた!
(帰りの電車では福島の果物をお土産袋にパンパンにした人たちがいっぱいいた。7月から各所で果物いっぱい売られてる)
●飯盛山をのぼるのは有料スロープか階段か
白虎隊のお墓参りをする高齢者や足腰が不自由な人に対応できるよう、有料スロープコンベアが完備されている。
ただし往路のみ、かつ車椅子乗車の場合は介助人が必要。
183段ある階段の途中から振り返ると会津の城下町が広がっている。
●観光名所である
エントランスのお土産屋さんに修学旅行らしい学生さんたちでワイワイガヤガヤとにぎわっていた。
高所からの景色がよいので観光名所でもある。
この山の守護者である飯盛一族が山の各所でお土産屋さん、飲食店、無料資料館などを営業していらっしゃる。
入場料もとらずに保守運用もしておりありがたいかぎりである。
ありがとう!
ありがとう!
●とっても不思議な戸ノ口堰洞穴
階段を上り、坂道スロープも上り、神社に出た。
この神社、やたら水の流れがある。
戸ノ口堰洞穴という穴からじゃぶじゃぶじゃぶ水が出て小さな池までできているのだ。
山頂に近いのに湧き出るこの水量は異常である。
説明書きを読むと、飯盛山から約5kmほど離れた猪苗代湖の水を手掘りで穴を掘って引いてるのだという。
「ええええええ?!」
城下町が下に見える。
猪苗代湖は城下町よりも飯盛山よりも高い位置にあるということだ。
調べると、
飯盛山は標高約314メートル。
猪苗代湖は海抜約514メートル。
なんと、猪苗代湖は低山レベルに高い標高にあるのだった。
「山から山へと水を通したのか」
当時の福島県民の偉業が感じられる。
さらに白虎隊はこの戸ノ口堰洞穴をじゃぶじゃぶ歩いて飯盛山まで撤退したという。
穴は植物に覆われてほとんど見えなくなっているが、非常に勢いのある水流がじゃぶじゃぶ届いている。
とても美しい流れで、極暑も多少やわらぐ爽やかさがある。
この水の流れを見ただけでも飯盛山に来た甲斐があるという見事さだった。
●頂上は墓地
白虎隊のお墓である。
広場になっており、記念式典や追悼式なんかやるんだろうな、という運動場みたいな雰囲気になっている。
無人の線香販売所が設けられており、各墓前や慰霊碑の前で祈りがささげられるよう拝所になっていた。
場んでっとさんが墓前で手を合わせていると、
地元民らしいご家族がやってきた。
家族全員分の線香を買い、目的の墓前で小さい子もみんな手を合わせていた。
もしかしたらご遺族の子孫なのかもしれないな、と思った。