立待岬

　断崖絶壁の上から津軽海峡をスカっと一望できます。上は空の青、下は海の青。あまりにもシンプル、それでいて豪快な光景を眺めていると、日頃の悩み事がちっぽけに思えてきて、悩んでいる事自体バカバカしくなってきます。天気の良い日に訪れると最高に爽やか。時間帯によってはマリンブルーのゼリーみたいな海に、水平線の彼方までキラキラのラメが入り、言葉も出ないくらい美しい！「地球は青い星なんだなぁ」と実感できますよ。
　崖の下に降りる簡単な遊歩道には、エゾフウロやハマハタザオなど、いつも愛らしい山野草が咲いています。
　で、いつもなら中腹あたりで適当に引き返すのが常なんですが、無謀な友人がもっと下に降りてみると言ってきかない。止めても無駄な性格だと分かってはいたので、心配で泣く泣く付いてゆきましたよ、ええ…フジツボいっぱいのガリッガリの岩浜へ！波しぶきを上げるゴッツゴツの岩島だってジャンプして付いてゆきましたよ！足元を覗けば、どんだけ深いんだかエメラルドグリーンの海が渦を巻く。軽装の女二人、ヤギみたいに岩を飛び回るはめになりました…いや、おかげで楽しかった。２度とやりたくないけど。
　そうそう、屋台のツブは美味しいですよー！

初めて行った時は、泊まったホテルのレンタル自転車を利用しました。何と！朝6時に出発しました。誰も居ない函館の観光名所を巡り、坂道を走りました。坂道から山道になりました。若かったなぁ・・・今なら無理というよりそんな無茶はしないでしょうね。

立待岬は、函館山の麓の一部で小さな半島みたいな場所なので180度以上の海が見渡せました。潮風に吹かれ誰も居ない立待岬で、自転車のサドルにカメラを乗せてセルフタイマーで写真を撮りました。
ホテルに戻ったら、フロントのオジサンも友達も「迷子になってるかも」と心配していました。冒険でした。

二回目に行ったのは、三年前でした。夫とレンタカーで行きました。変わらない景色だったけど、今回は「立待岬」の石碑をバックにセルフタイマーで二人で写真に納まりました。「立待岬」って名前は、ロマンチックだなぁと思いました。

函館人なので何度行っていますが、車で行くのも歩いて行くのも結構人苦労。なんせ細道で2台分の車が通れないので、対向車が来た時は端によるものの、まわりがお墓なのでかなり不気味。夜は道路には街灯がない為、不気味さは増します。天気の良いは本当に眺めがよく、なんか海に向かって飛び込みたい気持ちになるのはわかります。だから自殺の名所なんでしょうかね。堤防や柵は一切ないので、私は行く度、浅足が震えてしまいます・・

菜の花が一面に広がる光景 とても素晴く、こんなに近場で眺める事がで来てとても うれしい～限りでした。 そよ風吹く菜の花がゆらゆら揺れる…ちょっとした事も　また良ですね????　????

ロープウェイで登れますが、麓から登山も可能です。 夜はとても混み合います。でもあの独特のくびれのある形の夜景は、絶品だと思います。

大きな人造湖ですが、入り組んだ岸、北欧風な風景がすばらしいです。キャンプ場も素敵でした。