高遠城址公園

東京都の桜は3月後半から咲いて４月に入るころにはもうほとんど散っている。
別れの桜になってしまった。

もうちょっと春に浮かれてたい。
ここ高遠城の桜は4月中旬から4月下旬まで咲く。
東京都からバスツアーを使って訪問することにした。
（コロナ禍以前）

■GOGOバスツアー

バスツアーの魅力はなんといっても他人任せなところである。
お金を払うだけで何もかもが用意されている。
こんな楽なものはない。


高遠城ツアーは日帰り7000円ほど。
往復バスとショッピングと小さな花見弁当がついてくる。
高遠城址は駅から遠い。
乗り換えや路線バスの時間に振り回されるより断然お得であると判断し、バスツアーと相成った。



■バスツアー素晴らしかった

バスの運転手さんを尊敬してしまいましたね。
途中、コーヒーのがぶ飲みで膀胱が危機的状況になり、
このままでは「大人なのに漏らしちゃう///」に陥りました。
限界を迎える前に「助けてくれよん！！」と直訴。
運転手さんは怒りも困りもせず、休憩タイムでもないのにスムーズな停車とトレイ確保を実施。
すんげー。
後光がさした瞬間でした。
運転手さん偉い。
運転手さん素晴らしい。
運転手さん最高。
またバスツアーに行きたい！
と強く思わされるイベントでした。
本当にヤバいときに助けられると一生モノの思い出になります。
そしてバスでコーヒー飲むとやばいと学びました。


■高遠城

枝が低くて桜がめちゃ近い。
城址の高いところから桜を見下ろすスポットもあり、
高低差を意識して花見をするという初めての経験。

すっぽり桜の園に包まれた気分。
どこを見てもピンクのもやもや。
桜が近い近い。超ご機嫌。

特に橋のところは空中が開けているので人混みだけれども一番長めが良いのではと思わされた。

軽食の花見弁当を配布されたあとは花見をしつつ食事ができそうな空き地を探してうろうろ。
ゴマ振った小さな俵おにぎりと玉子焼きと煮物なんかが入ったお弁当。
おなかいっぱいにはならないけど味わいは良し。
ピクニック気分でゆっくりと味わう。
目は楽しいし舌は美味しいし、極楽である。

山本勘助由来の城だとかで顔出しパネルなんかがあったりもした。
顔を出して写したかったが同行した友人にすげなく拒否られる。一人でもダメか。なんてこった。


■帰りは土産物センターの買い物に連れてかれる

ご当地土産の買い物に強制連行される。
買っても買わなくても自由。
しかしせっかく遠くまで来たからには特産品にはとても興味がある。
バスや電車ではまず来れない場所なのでたいへん楽しい。
自分用にお土産も買ってしまう。

バスツアーは楽しい。
めっちゃ楽しい。

ここには昼と夜桜の時期に行きました。昼間はすごい人で歩くのがやっとでのんびりと見ることできなかったですが散り始めは風が吹くたび桜が散って桜のシャワーを浴びているようですごく感慨深かったです。子供は散っている桜を触ったりはしゃいでまわっていました。休憩所では桜のソフトクリームを食べてごきげんでした。私も食べましたがおいしかったです。高遠まんじゅうもおいしいのですが私は亀饅頭がおすすめです。こぶりの物もあり小さい子供には食べやすい大きさなので安心してあげれました。夜はライトアップされて昼とは違ったきれいさがありよかったです。広場みたいなところでは猿の大道芸がやっていて子供はおおはしゃぎしていました。昼は家族で夜はカップルで行くと盛り上がるなと思いました。

桜にはやや早い時期でしたが、早咲きの桜が出迎えてくれたのを覚えています。途中道がやや狭い箇所もあり気をつける必要があります。早い時期といえども沢山のお客さんがあり、沢山並んだ苗木売り場も大賑わいでした。
　はっきりと覚えていないのですが、園内に黒塗りの門があります。特に興味を引くような建物ではないのですがその門のやや手前から奥を覗くように写真を取ってみて下さい。桜の木が垂れ下がり本当に見事でした。黒と濃いピンクのマッチングはなんともいえません。また、さくらというよりは桃に近い濃い色の桜でした。

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