長浜港から琵琶湖汽船の「びわ湖横断航路」で竹生島(ちくぶしま)へ向かいました。びわ湖から突き出ている棒は、びわ湖の伝統漁法「魞漁(えりりょう)」でアユを獲るために立てているもの、という案内を聞きながら、船は、神様が棲む島として人々の信仰を集めている竹生島に到着しました。
◆船着き場 → 宝厳寺・観音堂へ
船を降りると、宝厳寺へ向かう長い石段が続いています。急な階段ですが、登り切ると視界が開け、島の中心である宝厳寺の境内に到着します。宝厳寺は日本三大弁財天の一つを祀るお寺で、金運・芸術・学問のご利益があるとされています。境内には荘厳な観音堂があり、湖上に浮かぶ島とは思えないほどの存在感を放っていました。休憩所や売店もあり、参拝前後にひと息つくこともできます。
◆宝厳寺 船廊下(重要文化財)
観音堂から続くのが、豊臣秀頼が寄進したと伝わる「船廊下」。その名の通り、船の部材を用いて造られたとされる廊下で、唐様式の美しい意匠が特徴です。湖を望む静かな回廊は、竹生島の中でも特に印象深いスポットです。
◆船廊下 → 都久夫須麻神社(国宝)
船廊下を抜けると、都久夫須麻神社(竹生島神社)へ到着します。天照大神を祀る古社で、本殿は国宝に指定されています。黒木の鳥居は自然木をそのまま使った珍しいもので、神秘的な雰囲気を漂わせています。
◆名物「かわらけ投げ」
神社の奥へ進むと、竹生島名物「かわらけ投げ」のスポットがあります。素焼きの皿を湖に突き出た鳥居へ向かって投げ、厄除けや願掛けを行う伝統的な風習です。皿が鳥居をくぐれば願いが叶うとされる人気の体験を試しましたが、コントロールが定まらずあらぬ方向に飛んでいきました。
島内の滞在時間は70〜80分ほど。宝厳寺・都久夫須麻神社のかわらけ投げを巡るとちょうど良い時間となります。帰りの船での竹生島を遠ざかりながら眺める景色がまた格別で、湖上の旅の締めくくりにふさわしい時間が過ごせました。