オランダ坂

オランダ坂は、長崎県長崎市東山手の旧居留地時代につくられた石畳の坂道・石段です。
長崎市東山手重要伝統的建造物群保存地区を構成する要素の一つだそうです。
また、東山手洋風住宅群など、異国情緒あふれる東山手に位置しており、近隣には日本で最初の女学校である活水学院・洋風住宅７棟があることでも有名です。

私も長崎市内に旅行に行った際、眼鏡橋から中華街、グラバー亭と巡ったついでに立ち寄りました。

なんとなく先入観で、長崎の中華街、オランダ坂というと神戸の中華街、外国人旧居留地区などと似ているのかなと思っていましたが、神戸と比較するとその全てがイメージとは違いました。
ここは観光地として見てはいけない部分もあると思うのですが、やはり中華街の規模の貧弱さ、限りなく普通の町並みに近いオランダ坂には多少がっかりしました。

ネットで議論と言えば大げさですが、「日本３大ガッカリ名所」というのがあるそうです。
・札幌の時計台・高知のはりまや橋・沖縄・首里城の守礼門がその代表らしいですが、長崎の「オランダ坂」も当てはまるのでは。

札幌の時計台以外は全て訪問しましたが、共通点として何かわかる気がします。と言えば長崎の方に失礼ですが．．．。

とはいえ決して長崎の風土、観光資源を見下しているわけではありません。
世界新三大夜景に認定された稲佐山展望台からの長崎市内の夜景は本当に素晴らしいですし、眼鏡橋、出島、平和公園、教会など、個別に論じるのではなく、それらすべてを総合的に見たうえでの長崎を語るべきだと思います。
そして当然、その中にオランダ坂も含まれています。

もちろん食文化も素晴らしいですし、おいしく頂いたことを書き添えます。

写真で見るよりもかなり坂でした。まさしく、百聞は一見にしかず　というほどです。
これほどの坂は世界中どこを探しても存在しないでしょう。
実際に歩いて見ると、たった数百メートル進んだだけで足のふくらはぎが痛くなりました。
見る分にはいいですが登る分はかなりきついです。
もし登ろうとする方がいらしたら、それなりの服装が必要です。

長崎は坂の町といわれますがこの坂はすごい急です。
近くに道路標識もありますが、なんと20パーセント！
自転車だと乗りながら絶対に上れません。
でもただ急なだけではありません。東山手の洋館が
立ち並んでおり石畳の坂もその風景にとてもマッチしています。「オランダさん」とよばれる外国人たちが
かつて通った道。なかなかに歴史もあって趣のある
道です。

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