世界一長いベンチ

　道の駅「とぎ海街道」の駐車場に車を停め、すぐ裏の砂浜に向かうと、かつてギネスブックにも掲載されたことがある、全長約460メートルの「世界一長いベンチ」があります。
　そんな”世界一”のベンチにはわき目も振らず砂浜へまっしぐら！
「世界一長いベンチ」のある増穂浦は、11月から3月にかけて貝よせの風が吹き、特に海が荒れた日の翌日など「歌仙貝」といわれる色とりどりの小貝が打ち寄せられ、紀伊の和歌浦、鎌倉の由比ヶ浜と並ぶ日本小貝三名所とされています。沢山の貝の中でも特に美しい桜貝は「幸せを呼ぶ貝」と言われています。
　そんな桜貝を目当てにこちらへ来たのですが、砂浜には貝を拾う人が結構いるっ！！
　昔来た時はひっそりとして、水ぎわにはピンクの帯が出来ていた印象だったのに、コロナウイルスの影響で人込みを避けて出掛けた結果、こういった開けた場所に人が集まったようです。
　私の幸せはどこ？と必死に桜貝を探しましたが、拾いつくされた後なのか全然見つかりません。仕方なく幸せの欠片…じゃなかった、桜貝の欠片を拾い集めました。そのうちに、他のきれいな貝殻も気になって我を忘れて貝拾いを楽しみました。
その拾った貝はどうするの？と聞かれると「何も言えねぇ」ですけどね。
　結構歩いて疲れたので世界一長いベンチで一休み。一心不乱に貝を拾う人々を高台から眺めました。夕方まで待てば夕日が沈む所が見られるのですが、まだ数時間あるので後ろ髪を引かれる思いで帰路につきました。

ギネスブックにも掲載されていると聞き、ガイドブックに小さく載っているのを頼りに行ってみたら・・・海岸沿いに木製のベンチがずらーーーーっと続いているではありませんかっ！私が行った日はとても天気のいい日だったので砂浜とベンチを背景に写真撮影をしたりしました。これといって近隣の名所や現地での売店等の記憶はありませんが、公園に置いてあるような木のベンチがずーっと並んでいる様子は素晴らしいです。
ただ海沿いなので帽子などは飛ばされやすいんで写真撮影時には気をつけたほうがいいと思います。近くを通るならぜひ寄ってみて下さい！！

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