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祇園祭

祇園祭

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ぎおんまつり
祇園祭
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〒605-0073
京都府京都市東山区祇園町北側625
八坂神社

毎年7月に行われる京都東山にある八坂神社のお祭り。

京都三大祭のひとつ。1000年以上の歴史を誇る伝統の祭り。

画像提供:GAYOSHI様

【その他キーワード】宵山 山鉾巡行 神輿渡御 宵々山、宵々々山 屏風祭 重要有形民俗文化財 動く美術館 日本三大祭り 日本三大曳山祭 日本三大山車祭 稚児
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みんなの口コミ(26件)

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最新の口コミ(26件中 1-3件を表示)
8点
私は京都が大好きで季節ごとに訪れていますが、今回はその中でも特に奥が深く何回行っても新しい発見がある八坂神社の祭礼で、1ヶ月にわたって様々な神事が行われる祇園祭の紹介です。

祇園祭は主に先祭(さきまつり)と後祭に分かれており、特に有名なのは7月17日の前祭山鉾巡行ですが、それ以外にも至る所でいろいろな神事が行われ、私自身その半数以上は体験しています。
今年は7月15日から18日までの期間の祇園祭を紹介します。

今回は祇園祭第七弾として「祇園祭後祭山鉾建」の紹介です。
7月18日、前祭(さきまつり)の華やかな熱気がひと段落した街中では、次なる「後祭(あとまつり)」の巡行に向けた準備、「山鉾建て」が着々と進められています。
普段は何気なく人が行き交うオフィス街や歴史ある京町家の通りが、この時期ばかりは巨大な伝統工芸の工房へと姿を変えるのです。

通りに足を踏み入れると、さっそく「カンカン」「トントン」という心地よい木槌の音が聞こえてきました。
立派な木組みの骨組みが路上に現れ、職人さんたちが手際よく組み上げを行っています。
巨大な大船鉾(おおふねほこ)や鷹山(たかやま)、南観音山(みなみかんのんやま)といった山鉾が、京都の街並みの中で少しずつその全貌を現していく様子は実に圧巻です。

山鉾建ての最も素晴らしい見どころは、釘を一切使わずに荒縄だけで木材を固定する「縄がらみ」という伝統技法です。
職人さんたちが脚立に登り、太い縄を呼吸を合わせて締め上げていくのです。
「鶴の大はえ」や「亀の胴」と呼ばれる美しい網目模様が木組みの表面に描かれていく様子は、思わず息をのむ美しさです。何百年間も受け継がれてきた職人たちの知恵と技術が、いま目の前で形になっていきます。

路地を進むと、南観音山の会所前では車方(くるまかた)や手伝いの方々が、重厚な車軸や台座の木材を丁寧に磨き上げ、点検していました。
また、鷹山の通りでは白いヘルメットをかぶった職人さんたちが集まり、真新しい真木(しんぎ)を大勢で支えながら慎重に調整を行っています。白や青の「鷹山」「南観音山」と書かれたTシャツや作業着を着た人々が、真剣な眼差しで汗を流す姿に、町衆たちの熱い誇りを感じずにはいられません。

ふと上を見上げると、高所作業を行う職人さんの頭上には電線が複雑に交差し、現代のビル群が背後にそびえ立っています。
何百年も変わらない伝統の技と、現代の都市空間が絶妙に交差する風景こそ、京都の祇園祭ならではの魅力と言えると思います。
通りかかる地元の方々や観光客も足を止め、徐々に立ち上がっていく木組みを見上げながら、完成への期待に胸を膨らませていました。

夕暮れが近づくにつれ、木組みの骨組みには真木が立ち上がり、提灯が飾られて、少しずつお祭りの装いが整っていきます。
釘を使わずに縄一本で巨大な山鉾を組み上げる技と熱気。完成された巡行の美しさだけでなく、こうして人の手によって祭りを作り上げていく過程にこそ、祇園祭の本当の深みがあるのだと感じました。
夏の京風情と人々の絆に触れることができ、とても心に残る素晴らしい一日となりました。
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8点
私は京都が大好きで季節ごとに訪れていますが、今回はその中でも特に奥が深く何回行っても新しい発見がある八坂神社の祭礼で、1ヶ月にわたって様々な神事が行われる祇園祭の紹介です。

祇園祭は主に前祭(さきまつり)と後祭に分かれており、特に有名なのは7月17日の前祭山鉾巡行ですが、それ以外にも至る所でいろいろな神事が行われ、私自身その半数以上は体験しています。
今年は7月15日から18日までの期間の祇園祭を紹介します。

今回は祇園祭第六弾として「前祭日和神楽」の紹介です。
日和神楽は、前祭の宵山の夜(21時頃〜深夜)に行われる神事です。
翌日(17日)に迫った「山鉾巡行」の安全と晴天(好天)を祈願するため、各山鉾町の奏者たちが祇園囃子を奏でながら八坂神社や御旅所(四条寺町付近)へと向かうのです。

台車(屋台)に太鼓や提灯を積み、揃いの浴衣を着た囃子方や町衆が太鼓・鉦・笛の音とともに四条通などの大通りを行進。
目的地に到着すると、神前で祇園囃子や奉納の舞を奏で、巡行の無事と晴天を祈願したのち、再び町家(会所)へと戻っていきます。
宵山の喧騒が落ち着く深夜まで続く、神秘的で情緒あふれる行事です。

宵山の賑わいがピークを迎え、提灯の灯りが四条通を優しく照らし出す頃。
街の空気がどこか凛とした緊張感に包まれていき、翌日に控えた山鉾巡行の晴天と無事を祈る「日和神楽」の始まりです。

大通りへ繰り出すと、揃いの藍色や白の浴衣を身にまとった人々の姿。岩戸山や菊水鉾、四条傘鉾といった各山鉾町の名が書かれた大きな提灯を掲げ、小さな屋台を引いて歩く一行。子供から大人までが一体となり、軽快でどこかわびさびを感じさせる祇園囃子を奏でながら進んでいきます。

四条通のアーケードの下、整然と練り歩く行列を大勢の見物客が温かく見守ります。
屋台に並んだ真っ赤な提灯が夜の街並みに映え、提灯を掲げて先導する長老や若い引き手たちの誇らしげな表情が印象的。沿道からはカメラを構える人々や、笛や太鼓の音色に耳を傾ける観光客の熱気が伝わってきます。

行列の後を追いかけて御旅所にたどり着くと、そこではまさに熱気あふれる神事が行われていました。
神前に向かって輪をつくり、激しくも美しい奉納の舞や演奏が繰り広げられ、棒を手にした舞手がしなやかに跳ね、鉦や太鼓の音が夜空に響き渡り…。
居合わせた人々は息をのみ、スマートフォンの画面越しに、あるいは自らの目でその一瞬一瞬を焼き付けようとしていました。

神事の演奏が終わると、一行は再び囃子を奏でながら自分たちの町家(会所)へと戻っていきます。
その背中を見送りながら、祇園祭が単なる華やかな観光行事ではなく、町衆が幾世代にもわたって大切に受け継いできた「祈り」の祭りであることを強く実感しました。

夜風に乗って遠ざかっていく「コンチキチン」の澄んだ音色。
明日の巡行を待つ夜空を見上げると、きっと素晴らしい晴天に恵まれるに違いないという確信とともに、深い京都の夜の余韻が胸に残りました。
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8点
私は京都が大好きで季節ごとに訪れていますが、今回はその中でも特に奥が深く何回行っても新しい発見がある八坂神社の祭礼で、1ヶ月にわたって様々な神事が行われる祇園祭の紹介です。

祇園祭は主に前祭(さきまつり)と後祭に分かれており、特に有名なのは7月17日の前祭山鉾巡行ですが、それ以外にも至る所でいろいろな神事が行われ、私自身その半数以上は体験しています。
今年は7月15日から18日までの期間の祇園祭を紹介します。

今回は祇園祭第五弾として「屏風祭」の紹介です。
屏風祭は、祇園祭の宵山期間(主に7月14日〜16日)に、山鉾町の老舗商人や旧家が秘蔵の屏風、掛軸、調度品、美術品などを表の格子戸を外して飾ったり、通り沿いのショーウィンドウや居室で一般に公開する伝統行事です。

かつては「動く美術館」と呼ばれる山鉾巡行に対し、町家の中に飾られた美術品を愛でることから「居ながらにして楽しむ美術館」とも評されてきました。
山鉾巡行の華やかさだけでなく、京の町衆が育んできた文化的な層の厚みやもてなしの心(ハレの日の装飾)を間近で体感できる、祇園祭のもう一つの大きな見どころです。

夏の熱気が残る京都の街。
今日の目当ては、山鉾の賑やかさの裏側で京の歴史をひっそりと守り伝える「屏風祭」巡りです。

表通りから一本路地に入ると、格子の美しい町家の雰囲気が一変しているのに気づきます。
家の前には大暖簾が掲げられ、表の格子や障子が外されて中が見通せるように。
普段は公開されていない伝統的な住空間や展示スペースが、この宵山の数日間だけ、開放的なギャラリーへと姿を変えているのです。

ある老舗の玄関先、格子の合間から覗く奥の和室には、目にも鮮やかな金屏風が立てかけられ、中央には小さな山鉾の模型や季節の生け花が飾られていました。
朱色や藍色の幕が柔らかく揺れるその空間は、どこか神秘的で、通りを歩く人々も思わず足を止めて覗き込んでいます。

また別の通り沿いの展示場では、ショーウィンドウや特設コーナーに絢爛豪華な金屏風や、自然をあざやかに描いた現代・近代の屏風作品がありました。
胡蝶蘭の花が添えられ、光を浴びて煌めく屏風絵は、時代を超えた美意識を感じます。

さらに奥へと進むと、畳敷きの広間に案内されました。
和服姿の館主や関係者が訪れた人々を優しく迎え、屏風や衣装、掛け軸の由来について語ります。金箔の豪華な屏風や繊細な帯地が並ぶ空間で、着物姿の老紳士が熱心に説明する声に耳を傾ける来訪者たち。単に美術品を観賞するだけでなく、住み手と訪れる者との間に温かな交流が生まれる瞬間。

青い鳥の群れが描かれた鮮烈な色使いの現代屏風、御所車や山鉾を模した装飾品、そして町家の奥行きを感じさせる「うなぎの寝床」の建築様式。それらすべてが一体となり、祇園祭の夜を彩ります。

山鉾の提灯に明かりが灯り、囃子の音が最高潮に達する頃、屏風祭の灯りもいっそう幻想的に。
豪華絢爛な山鉾巡行の美しさとともに、町衆の矜持ともてなしの心が今なお息づく屏風祭。京都の夏の深みと、歴史を感じるひと時です。
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