日暮里は奥上野である。
午前中は上野で遊び、足を延ばして日暮里で日が暮れるまで遊ぶのが日暮里(主に移動で時間を消費する)。
■概要
夕焼けだんだんとは階段のことである。
約36段(長さ約15m、幅約4.4m、高低差約4m)の石段。
1990年に階段改修時に地元町会が一般公募で決定。
作家の森まゆみさんが名付け親になった。
夕暮れ時に階段の上から見える空が美しく赤く染まる「夕焼け」と、階段を意味する「だんだん」を組み合わせた。
しかし令和になってはでかいマンションが建って夕焼けは見えなくなった。
昔ながらの景色を愛する者からは嫌がられている。
■感想
「遊ぼう。時間ちょうだい」
「いいよ。コースは任せた」
「OK。夕焼けだんだんに行きましょう」
同級生を引っ張って、久しぶりに夕焼けだんだんにやってきた。
土日は観光客でいっぱいだ。
数年前と比較にならないぐらい。
どうしてこんなに?
と思ったらほとんどが外国人観光客である。
ガイドブックや口コミで人気になってしまったらしい。
通路が狭いのでアメ横よりも人がいると感じる。
●安価な総菜と新進気鋭のスイーツ屋の食べ歩きが人気
谷中銀座約60店舗のうち約半数が飲食関連である。
観光客のほとんどは食べ歩きしてる。
コロッケなどの揚げ物、ホタテなどの貝串、焼き芋、焼きイカや大判焼きみたいなスイーツなどがアメ横より安い。
1000円あれば3個は買える。
そこそこ満腹で味が良いとあって店の前で行列が出来ている。
店の前で記念撮影してる者ばかりである。
「カヌレ様だ!カヌレ様だ!」
デパ地下300円400円のカヌレ様も日暮里パパンでは専門店焼き立てを210円、230円で食せる。
焼き立てタイミングが合えばデパ地下を越える味わい。
一口で200円を超えるのは躊躇うかもしれないが、一個からでも買えるのでお試しにはちょうどいいのだ。
女子も男子も行列する人気スイーツである(むしゃむしゃ。小さいケーキ。むちむち。もったいなくて飲み込みたくない。カヌレ様は美味しい。大好きである)。
名物のトルコ雑貨屋ザクロでは財布やハンカチといった雑貨にまじってトルコランプが並ぶ一角がある。
ここ店内や周辺の異国情緒と相まって外国にきた気分。
「撮影していいですよ」
とスタッフがおっしゃるのでゲストは積極的にぱしゃぱしゃしてる。
ソファにトルコ絨毯にトルコランプ、海外に行ったとハッタリをかませそうな重厚な雰囲気だ。
店内レストランではディナー1800円でベリーダンスショウも拝めるとあって破格である。
オーナーがよく輸入品を仕入れすぎて100円や200円で飲食物をたたき売りしてることもある。
積極的に顔を出すとよい。
谷中銀座の端っこまで来たら折り返し。
だが通りを行く女子達が手づかみでデカいアップルパイをガブガブ食べてる。
なんてゴージャス&ワイルドな体育会系の食べ方。
肉まんでも食う勢いである。
なにあれ、素敵。
これに感銘を受けた。
いったいどこの店だ、とキョロったらすぐ見つかった。
なにしろ店の外まで人が並んでいる。
テレビ番組の日暮里特集でも取り上げられるマミーズ谷中店である。
買うかどうかはさておき、店に入ってショウウィンドウを覗く。
テイクアウト一人用一個800円。
中ホール1個2000円。
お高いのか安いのかよく分からない微妙な価格差。
「どうするどうする?」
こそこそと相談していたら常連客から「美味しいよ」と太鼓判を押される。
「保存料・着色料不使用。材料は厳選されているよ」
常連さんは差し入れ用に複数買いに来たそうだ。
それならば、と800円1個ずつ購入。
実際に買って食してみたら1個800円でボリューム2人前あった。
さきほどの女子のように手づかみでガブガブ。
食べても食べてもなくならない。
ゴールが遠い。
やっぱりデカい。
アップルパイ一個で食事一回分に相当する重さがあって後半は苦しい。
美味くてデカければこれだけ行列できるわけだと納得。
谷中銀座は雑貨屋も多いが安価な食べ歩き商店街として覚醒している。
所要時間1~2時間ぐらいで駅チカで楽しめてよかった。
貝串の行列はエグいくらい長くて諦めた(焼き上がり前から並んでる)。