ウェスティン都ホテル京都 葵殿庭園・佳水園庭園

京都の庭園について本やWebで調べると、時々出てくるのがこのウェスティン都ホテル京都。老舗の旅館ならまだしも、ホテルに日本庭園？と不思議に思っていました。宿泊客でなくても見学できるとのことなので、水路閣に行ったついでに立ち寄ってみました♪

庭園の見学は、ホテルのエントランスを通り過ぎて駐輪場にある受付に声をかけ、筆ペンで住所と氏名を記入します（こういう時だけ、習字を習っておけばよかったなぁと思ったりして）

受付で近道だからと案内してくれたのは、立体駐車場の中をすり抜けていくような、ありえないくらい危険なルート。まさか歩行者がいるとは思わない自動車が アクセルをベタ踏みで急斜面を飛ばしてくるので、遭遇するたびにお互いドッキリでした。もちろん受付の方も車に気をつけてくださいと念押ししてくださったのですが、やはりホテルのHPで案内されているように建物の中から行った方が安全です！

幸い、途中でホテルの入り口の一つが目に入ったので正規ルートに変更。エレベーターで7階の客室階まで上がります。ガラスの引き戸を開けて外の世界へ‥山を背にして建てられているので、こんな造りになっているんですね(@_@)

そこからはお茶室や数奇屋風の別館客室、2つの日本庭園に30分コースの探鳥路‥‥と様々なところに行けるらしいのですが、お目当ての葵殿庭園の入り口を見つけるのに苦労しました（画像にも揚げた看板のところにある小さな踏み石をたどっていった先にありました）

葵殿庭園は、有名な作庭家 小川植治が一番円熟した晩年に造り、遺作となった庭だそうです。琵琶湖疏水を引いた滝があり、山の急斜面を利用した小さいながらも充実した庭園だと思いました。滝はもちろん つくばいや灯籠など、どれにもちょっとした説明書きがついていて、散策しながらそのいわれを楽しむことができるようになっています。滝のそばにかかっていた石橋には幾つか小さなくぼみがあり、こちらに運んで来られる前にあった場所で、子供がままごとのお餅を撞いていた跡だということでした（すごい力の子供たち？♪）

あっという間に回れる小さな庭園でしたが、入り口を見つけるまでに建物の中や外で30分以上も迷子になっていたため、この日はここだけでリタイヤ。残る佳水園庭園や野鳥の森は次回のお楽しみにしようと思います。

《アクセス》
京都市地下鉄 蹴上駅下車 徒歩5分

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