
10点
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- ぶつりゅうじ
佛隆寺(仏隆寺)
室生寺の南門とされる真言宗室生寺派の古刹。
参道の石段には県指定天然記念物の桜の巨樹があり有名。
画像提供:チョーわるおやじ様
【その他キーワード】石室 十三重石塔 茶臼 仏隆寺の千年桜 花見会 サクラ ヒガンバナ
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苔むした石段に寄り添うように咲き並ぶ“彼岸花”を愛でに!
令和 2年 9月27日(日) 天候:曇り時々雨
室生古道の道沿いに…風情ある古刹❝仏隆寺❞が、佇んでいます。
この❝仏隆寺❞は、春には境内を彩る≪千年桜≫を愛でる拝観者で賑わい、秋には真っ赤な“彼岸花”が、古びた石段(197段)の両脇に咲き並ぶ光景を観よう...と、多くの人たちが訪れます。
また、この山寺は、最古の茶〚大和茶〛発祥の地としても知られています。
そして、趣のある197段の石段は『大和三名段』の一つに選ばれています。
朝早くに❝仏隆寺❞に着きました...が、10台ほど停められる駐車場は満車の状態で、古道歩きの途中に立ち寄ったハイカーの方たちや、カメラマンの人たちが、〘山門〙につづく石段付近に留まり、少し混み合っている様子でした。
私達の拝観は、参道脇にある茅葺き屋根の〖地蔵堂〗の前から始まります。
その前に、石に刻まれた素朴で可愛らしいお地蔵さんにお参りをします。
混雑を避け、ゆっくり...と、石段下に進みます。
害獣除けのフェンスをくぐり、樹齢900年余りの≪千年桜≫の袂に咲く真っ赤な“彼岸花”を愛でながらカメラの向け…そして、石段を上り始めます。
参道(石段)の脇に威勢よく枝をはった老桜≪千年桜≫が昨年の台風で被害に遭ったようで、痛々しく…新しい添え木が設けられていました。
長い石段を上って行きます・・・!
苔むした石段の途中に踊り場が設けられているのです...が、そこは撮影のベストスポットらしく〘山門〙を借景に石段の傍らに咲く“彼岸花”を撮ろうと、多くのカメラマンが、犇めき合い・・・そこから先に進むのが困難な状態になっていました。
そんな中、立入禁止の立札やロープの中に入り、綺麗に咲いた花たちを踏みつける心無い人の姿も見受けられました。
この山寺の境内は2015年に鹿や猪の食害に遭い、“彼岸花”の球根が食い荒らされ、絶滅の危機に晒されたそうです。
その後、景観は少し損なわれますが、獣害除けのフェンスが張られ、獣害に備えられました。
それ以来∼・∼『仏隆寺彼岸花再生プロジェクト』を立ち上げ、各地に球根の寄付を募られたそうです。
結果、全国から集まった球根約8万5千個を地元の人や、ボランティアの人たちで植えられ、昔のように“彼岸花”が咲き揃う山寺に復活されたそうです。
~・~・~・~・~・~・~・~
カメラを持ってうろうろ...と、。。。
風情ある古びた石段と、“彼岸花”をどのように捉えるかを考えながら・・・踊り場付近にある枝道からカメラを構えます。
切れ目なく往来する人の流れの中∼・∼思う構図でのシャッターチャンスを待ちつづけ、流れが途切れた瞬間にシャッターを切る...と、いう動作を繰り返し行いました。
そして、数枚を撮り収め、石段を上り〘山門〙前に行き着きます。
上からの眺めも素晴らしく・・・苔むした石段の傍らに咲く“彼岸花”と、その周辺の緩やか斜面には真っ赤な花の大海原が広がっていました。
【本堂】に向かいます。。。
〘山門〙前に置かれた箱に拝観料200円を納めると、チャイムで応えてくれます。
境内に進む...と、左手に趣のある『鐘楼』があり、その先には『庫裏』…その前庭には朱い毛氈を敷き詰めた床几と、野点傘が殺風景な山寺の境内に彩を添えていました。
その床几に座り、大和茶と茶菓子(有料)を戴く事が出来ます。
前庭から少し急な石段を上ると、【本堂】が佇んでいます。
【本堂】に参拝し、境内を奥に進み、重文の石室や十三重の石塔を拝観し、戻りの石段を下りてきました。
境内の片隅に『鐘楼』を見上げるように咲く数輪の“彼岸花”が可愛くて❛パチリ❜...と、一枚撮っておきました。
そして、戻りの石段を下りて行きました。
小雨が降ったり止んだりする生憎の天候でした...が、見事に復活した❝仏隆寺❞の“彼岸花”を愛で、山寺の少し早い秋を楽しむ事が出来ました(*^-^*)
拝観
山門をくぐると、入山料200円/人
◆千年桜・彼岸花の観覧は自由です。
アクセス
電車・バス:近鉄「榛原駅」より奈良交通バス(曽爾村役場行)に乗り、「高井」バス停下車…徒歩で約20分。
車(大阪方面)から:阪神高速10号松原線⇒松原JCT 名阪国道⇒針IC⇒国道369号線を進み高井の三差路を左に進み仏隆寺の案内看板に沿って集落の中~里道(山道)を約5分。
※ 集落から里道(山道)に入ると急に道幅が狭くなります。
気をつけて通行して下さい!
※この観光スポットの感想口コミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
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❝千年桜❞を訪ねて【佛隆寺】へ・・・。
樹齢900年を超える、奈良県下最古の“望月桜(モチヅキザクラ)”・・・『ヤマザクラとヒガンザクラ』の雑種で「花弁は5枚・一重で小輪...淡い桜色」に染まります(^o^)
4月9日(木) 天候:曇り時々晴れ
山里の奥深く、曲がりくねった狭い道路を進んで行くと、山の中腹に茅葺の《あずまや》が眼に入ります。・。
花見客の車で溢れ、小さな駐車場は数台の車が待ち並んでいました(@_@)・・・。
(少し上にも数台の車が置けるスペースがあります。)
私達が訪れた時“桜”は北〜西面は4〜5分咲き・東〜南面は6〜7分咲きの状態でした...。
下から・・・参道の石段(197段)横にある❝千年桜❞の巨樹を下から眺めると、周囲を‘すっぽり’と覆う枝葉...そして、千年近くの年月を支えてきた幹の太さを観ると威厳さえ感じます。。。
石段を上り、傍で仰ぎ見る❝千年桜❞・・・根元、2m位から11本の枝幹が分岐、それぞれの枝も太く四方八方に広がる姿は...圧巻の様相です(^.^)
石段をさらに上り、正門に・・・境内はそんなに広くありません...中央に赤い毛氈を敷いた椅子と床几(しょうぎ)・・・朱色の❛野点傘❜に紅色の“しだれ桜”とが境内に彩りを添えていました。
又、本堂に上る石段の袂には...樹齢450年
《梨・(長十郎)》の原木が白い“花”を咲かせていました(^0_0^)
石段を上り〖本堂〗に...境内の奥に『石室・五輪塔(重要文化財)』もあり、古刹『佛隆寺』の歴史を垣間見る事も出来ました。。。
「かみさん」と二人で境内を暫く散策...戻り道(石段以外の参道)。・。其処から眺める❝千年桜❞は、日当たりの良い南東側に面しており“桜”の花も6〜7分咲き...小さな花弁が“桜色”に染まっていました(^o^)
❛望月桜❜の開花は遅く〔4月中旬〜下旬〕が見頃です。
?水車小屋?・?小川のせせらぎ?・茅葺の?あずまや?と...静かで‘ほっこり’と、出来る処です。・。
来年は、天気の良い日に訪ねたいと思います(*^。^*)
追記
9月...お彼岸の頃には197段の石段の両側に10万本の
“彼岸花”が咲き乱れ『佛隆寺』の最も美しい時期だそうです。・。
しかし、近年‘イノシシ’や‘シカ’に荒らされ壊滅状態で駆除対策に苦慮しているとの事でした(~_~;)
私達が訪れた時、防護フェンスの作業が行われていました。
※ “彼岸花”を愛でに出掛ける方は、HPで等で確認の上、訪ねて見て下さい。
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