
10点
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- きむあねっぷみさき
キムアネップ岬
サロマ湖の東南に伸びている岬。キャンプ場が整備されている。
サロマ湖の絶景のポイントであり、なかでもサロマ湖に沈む夕日は特に美しい。
画像提供:あるぱ7216様
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サロマ湖に突き出た「キムアネップ岬」は、網走国定公園の中にある、大自然に囲まれたサロマ湖の絶景撮影スポットで、また夕日は「北海道を代表する夕日」、「日本屈指の夕日の名所」として知られています。
キムアネップ岬の大半はキャンプ場として整備され、広いひろ〜い芝生の広場にポツンポツンと、休憩所を兼ねたシャワー室、炊事場、トイレくらいしか設備がありません。
バンガローやWi-Fiまで兼ね備えた近代的なキャンプ場とは違い、昔ながらのキャンプ場ですが、やはり利用料が無料である事(シャワーなどは有料)と、何と言っても、サロマ湖の夕日や大自然を感じたいキャンパーには、垂涎モノのキャンプ場と思われます。
サロマ湖は海産物の養殖が盛んで、牡蠣やホタテが有名ですが、付近の鮮魚店を訪れると、なんと1年モノのホタテが1枚50〜80円で売ってました。
1枚50円だなんてカナリ格安ですが、もちろん貝柱もしっかりあり、そんなホタテを10枚ほど購入し、さらに体長30?はあるシマホッケ一夜干し1枚250円と、白貝4ヶ120円で合計970円。
余りにも驚愕の安単価ですが、ホタテや白貝は朝水揚げされた物で、古い訳では無く新鮮で活きてます。シマホッケ一夜干しは、ちょっと傷アリだそうですが、素人目には分かりません。
海産物が豊富なサロマ湖付近は、そんな単価が普通なのかもしれませんが、活きたホタテを少々買いすぎと思いましたが、これらの海産物は、これからキャンプ場で焼いて夕食になります。
キムアネップ岬キャンプ場には、4組のキャンパーが居ましたが、さっそく炊事場で火をおこし、ホッケから焼き始めます。
シマホッケは、ホッケの中でも脂の乗りがよく、味わいもジューシーなホッケなので、滴り落ちた脂が熾火に引火し、炊事場が煙りだらけになりますが、居酒屋などで食べるホッケとは格が違う美味しさで、箸が止まらなくなります。
同時にホタテも焼きます。
活きホタテなので、そのまま焼くと残酷ですが、貝殻がそのまま小型の鍋替わりになり、ジューシーな香りとグツグツ感が食欲をそそり、頃合いを見てアツアツホタテを試食。
何もつけなくても、ホタテの旨味と適度な塩味が凝縮され、口に入れた瞬間、噛む間を与えないほどウマサ抜群で、これぞまさに活きホタテならではの、ホタテの凝縮旨味を全て味わう事が出来た逸品料理だと思います。
ホタテを焼いているうちに、先客のキャンパーの皆さんが
「どこからいらっしゃいましたか?」
「何を焼いてらっしゃいますか」
と聞きながら、自然に集まってらっしゃいました。
同じ旅仲間同士でもあり、スグ意気投合しますが、すでに満腹になっていたので、残ったホタテを皆さんに振舞うと大好評で、さらに一枚当たりのホタテの単価に驚かれました。
それから話が弾み、気が付くと夕方に。
サロマ湖畔は風が無くなり、千切れ雲が水鏡に映っていました。
浅瀬に居るシラサギの姿も絵になりますが、今日は雲が多く夕日は見れないと思っていましたが、すると雲の切れ間から徐々に夕映えが広がり始めました。
「すごい夕映えだ・・・・。」
「なんて美しいんだ・・・・。」
「みんな、夕映えがすごいぞ・・・・。」
と、キャンパーさんの言葉に頷きながら、全員が湖畔に集まりました。
その夕映えは目に見えて真っ赤に染まりながら広がり、同時に水鏡になったサロマ湖にも映ります。
余りにもの美しい夕映えに、全員が魅入っていました。
それは10分ほどの出来事でしたが、まさに噂にたがわぬ、キムアネップ岬の美しい夕映えでした。
夜になると星空が広がりました。
駐車場から離れるほど光害が減り、星空はより美しく見えます。
サロマ湖に突き出たキムアネップ岬は、周りには何も遮るものがないので、全天の星空が広がっています。耳を澄ますと遠くからフクロウの鳴き声が聞こえるくらいの、人工音が少ない、まるで別世界に居るかのようなキムアネップ岬は、まさに星空観察も最適な場所でした。
ふと、何かの動物が接近してきました。
目を凝らすとキタキツネで、おそらく炊事場の残飯を漁りに来たと思いますが、残飯などの処理や、食料を外に置くのは危険ですので、注意が必要です。
翌朝4時に目覚めると、沢山の鳥の”さえずり”と出漁する漁船の音が聞こえました。
「夕日が美しい」
とされるキムアネップ岬ですが、実は朝日も見る事が出来ます。
キムアネップ岬の先端まで移動し、サロマ湖越しのオホーツク海から朝日を待ちます。しかし朝日は顔を出しましたが、スグ海上の厚い雲に遮られ、ちょっと残念。しかし綺麗な朝焼けがキャンプ場の上空に広がりました。
今回は夕映えと朝焼け、少しでしたが朝日が見れて、それはそれでラッキーだったかもしれませんが、是非キムアネップ岬に泊まられたら、早起きして朝日にも挑戦して頂けたらと思います。
キムアネップ岬はキャンプ場を囲むように1kmほどの遊歩道が整備され、その遊歩道沿いには、夏季は沢山のハマナスやエゾスカシユリが咲き誇り、同時にバードウオチングも楽しめます。
枝先で盛んに野鳥が”さえずって”います。恋の季節である今時期は、余計に力を入れて”さえずって”いるのでしょう。
背景をぼかして、タイミングを狙って撮影。うまく撮れると、ちょっと嬉しいです。
一体何羽の野鳥が”さえずって”いるのか分からないくらいの、鳥の大合唱に癒されながら遊歩道を歩きますが、朝のすがすがしいサロマ湖の自然を感じながらの散策は格別でした。
昨日は夕飯を食べるのが忙しく、花々を愛でる事が出来ませんでしたが、サロマ湖と相まった原生花園のような花畑は、まさに大自然が堪能できる岬です。
「朝ごはんはいかがですか?」
と昨日のキャンパーさんが、事前に準備された食材とキャンプ道具で、食パンとコーヒーをごちそうになり、私は昨日食べきれなかったホタテと白貝を焼いて(少なかったですが)提供しましたが、本当に楽しい時間を過ごすことが出来ました。
楽しい旅話が尽きなくて、あっと言う間に時間が過ぎましたが、皆さんそれぞれ次の目的地に出発され、私もキムアネップ岬を後にしましたが、そんな昔ながらのキャンプ場であるからこそ、そのような”ふれあい”が生まれたのかもしれません。
車やバイク、またタクシーくらいしか公共交通機関のないキムアネップ岬ですが、夕日を愛でに、また自然散策を楽しむために、また海産物を購入して炊事場で焼いて食べるだけでも、色々と利用できる場所ですので、 参考にして頂けたらと思います。
〇アクセスなど〜
・佐呂間町バスターミナルよりタクシーで25分
・住所:常呂郡佐呂間町幌岩 ※無料駐車場有。
・キャンプ場やシャワーなどの利用は、事前にHPを確認下さい(ただし夏季期間のみ営業 01587-2-1200)
・キャンプサイトは無料利用(2020年現在)できますが、シャワーやコインランドリーは有料
・キャンプ場内には自動販売機しかありません。食材やその他用具などは、事前購入と持参が必要です
・ゴミの持ち帰りなど、キャンプ場利用の指示に従ってください
・蚊が多く、防虫には十分注意願います
※キムアネップはアイヌ語で、キム・アネ・プ(山の・細い・もの)に由来。細長く突き出した岬などを意味するそうです
※この観光スポットの感想口コミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
近くの観光スポット
〒093-0216
北海道北見市常呂町栄浦242-1

0点
キムアネップ岬からの距離:約4.9km
〒093-0421
北海道常呂郡佐呂間町字浪速

0点
キムアネップ岬からの距離:約6.2km
北海道常呂郡

10点
キムアネップ岬からの距離:約6.5km
〒093-0421
北海道常呂郡佐呂間町字浪速121-3

8.8点
キムアネップ岬からの距離:約7.1km
〒093-0652
北海道紋別郡湧別町志撫子6

6点
キムアネップ岬からの距離:約15.5km
〒093-0652
北海道紋別郡湧別町志撫子6-2

5点
キムアネップ岬からの距離:約15.6km
〒093-0135
北海道網走市卯原内30-3

10点
キムアネップ岬からの距離:約19.4km
「キムアネップ岬からの距離」は、緯度経度のデータから計算したおよその直線距離です。実際の距離とは異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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菜の花が一面に広がる光景
とても素晴く、こんなに近場で眺める事がで来てとても
うれしい~限りでした。
そよ風吹く菜の花がゆらゆら揺れる…ちょっとした事も また良ですね???? ????
ロープウェイで登れますが、麓から登山も可能です。
夜はとても混み合います。でもあの独特のくびれのある形の夜景は、絶品だと思います。
大きな人造湖ですが、入り組んだ岸、北欧風な風景がすばらしいです。キャンプ場も素敵でした。
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