大阪と奈良の府県境に位置する二上山。若かりし頃に奈良県側から2回程、雄岳へ登ったことがあるが今回は大阪側の竹内峠から雌岳に挑戦。
無料の駐車場に車を置いて、ゆっくり歩き始める。
登山道は舗装されていて歩きやすく、太陽光は木々の枝葉に遮られて山間を渡る風が涼しく気持ちが良い。
楽な登山だと思ったのは最初の5分ほど。舗装こそされているが勾配がきつい。これは日ごろから何の運動もしないでゴロゴロしているだけの生活だから仕方ない。
すぐに休憩に入り、以後は少し歩いては止まりの繰り返し。
汗が噴き出してきて、お茶ばかり飲んでしまう。
上から下りてくる人に「山頂までどれくらいですか?」と何度も聞く。
私より年上に間違いなさそうな人は「ここが半分くらいですよ、頑張って!」と励ましてくれたが、その人の目には、確実に『ド素人の山登り』に見えたことは間違いないだろう。
道は案内板が多く、わかりやすい。途中に展望台があった。しかし、余計な体力は使いたくないので登らない。
結果、展望台に登らなくても、この展望台のすこし上には大阪平野を一望できる広場があった。
ベンチが並び、綺麗な景色を見ながらお弁当を食べてる人がいたのを見て、弁当を持ってくれば良かったと思う。
眼下には南河内の風景が広がっているが、よく利用する南阪奈道路が、こんなに曲がりくねってるとは知らなかった。
枝道が所どころにあって、色んな方面へ行けるみたいだが迷子にならないように本道を行く。
頂上手前の分かれ道・・・右は山頂への近道。左は馬の背経由。回り道は嫌なので右へ行った。帰路は馬の背を通ったが、こっちの方が勾配が緩やかだった。またトイレも用意されている。
ここから一気に急勾配になり右手に下界の景色が広がる。PLの塔や、遠くあべのハルカスも見える。そして、急に視界が広がった。
やった! 頂上だ! 運動音痴の私には、まるで富士山登頂を果たしたような達成感を味わった・・・あくまで達成感だけである。ちなみに富士山は五合目までしか経験がありませんし、その他山らしい山への登山経験は全く無い。
頂上広場には大きな日時計がある。影の位置から見たら12時ごろ。登りに40分ほどかかったことになる。
ここ数年の登山経験は、大阪市の日本一低い山と認定されている天保山や、堺市大浜公園の蘇鉄山(標高6.84メートル)を制覇しただけで、それぞれ数秒で頂を極めた。したがって標高474メートルの二上山雌岳は命がけの登山だった。
さあ、下りよう! 帰りは楽かと思いきや、途中から膝が笑いだす始末。
下りでも2回程休憩しながらの体たらく。
しかし、涼しい風に吹かれているので何とか歩けた。
久しぶりに激しい運動をしたので空腹を覚える。
駐車場の奥には山小屋風のレストランがあったので入ってみた。
日替わりランチを注文すると、予想以上に豪華なハンバーグ定食が出てきた。美味しいし、これにコーヒーがついて850円はお値打ちだった。
お腹が満たされて、苦しかった登山も楽しい思い出に変わったのだった。
この二日後に筋肉痛が出ました。間違いなく高齢者であることを自覚しました・・・。