めがね橋（三岐鉄道北勢線）

先月この「たびかん」で「東員町のコスモスと三岐鉄道」を紹介させていただきましたが、今回も同じく「三岐鉄道」そしてその軌道にある全国的にも珍しいコンクリートブロック製の眼鏡橋、そしてその周辺に咲き誇る「コスモス」を紹介てします。

今年初めて三重県いなべ市では市役所が中心となり、町おこしの一環として、市内を通る三岐鉄道沿線の休耕田に、夏はひまわり、秋はコスモスを咲かせる活動を始めました。

そのコスモスの場所として選ばれたのが、三岐鉄道「めがね橋」。

三岐鉄道・北勢線は三重県を通る鉄道路線。西桑名駅から阿下喜駅まで、全13駅約20キロの道のりを１時間ほどで走る鉄道です。
そしてこちらを走る線路は日本で３本しかないナローゲージ（特別狭軌）、つまり線路も細ければ車体も小さく、まるでおもちゃの電車のよう。一般に営業している鉄道の中では、一番線路幅が狭く一番小さな電車なのです。
なんと線路はディズニーランドの蒸気機関車と同じ細さだそうです。

その日本で一番小さいおもちゃのような電車には、全国に数多く存在する眼鏡橋の中でも、大変珍しいコンクリートブロック製の橋があります。
1916年に明智川に掛けられた橋で、正式名称は「明智川拱橋」(あけちがわきょうきょう)。コンクリートブロック造の3連アーチ橋で土木学会選奨土木遺産に認定されており、「境内を列車が走る」八幡神社のほど近くということもあり、全国から鉄道マニアが訪れる有名な撮影スポットです。

今回いなべ市が企画したのは、その三連式のめがね橋とコスモスとのコラボレーションです。

場所は、三岐鉄道北勢線の楚原駅から徒歩１５分ほど。麻生田駅とのほぼ中間、地図にも「めがね橋」は掲載されていますが、「八幡神社」を目安にすればわかりやすいです。
いなべ市や三岐鉄道のホームページに場所の詳細地図が掲載されていますが、車で行くには、田んぼの中で道が狭く、車を止める場所はありません。
※いなべ市のホームページなどでは、車の駐車場として「めがね橋」から徒歩10分程度の場所にある「イオン大安店駐車場」を利用するよう呼び掛けています。

今回はコスモスとのコラボレーション写真を投稿しましたが、年中のどかな田んぼや草の緑が融合した綺麗な落ち着いた雰囲気を楽しむことが出来ます。

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