八日町通り（石畳通り）

“お猫様”を探しに木彫りのまち、井波に行ってきました。
富山県南砺市井波の瑞泉寺に通じる八日町通り沿いの商店や工房には、２６匹の木彫りの猫が隠れています！
昔から「彫刻のまち」というのは知っていたのですが、らんまとかのイメージだったので毎回素通りでした。数年前から町おこしとして木彫りの猫が登場したそうです。
猫好きの私としては、やはり行っておかなくては。

近くに有料駐車場(210円)がありますが、少し離れた道の駅に車を止め、川沿いの遊歩道を散歩しながら行きました。遊歩道にも彫刻があり、池には蓮が咲いていて、気持ちの良い道でした。
そのうちに、瑞泉寺という立派なお寺の前に出てきたら、そこからが猫探しの始まりです。
石畳の道はずっと向こうまで見渡せますが、ほとんど人の姿の無い、静かな街です。

猫様はどこかな？とキョロキョロしますが、玄関前にわかりやすく座っている子はほとんど居ません。ここで虎の巻の登場！
道の駅で猫探しのマップを貰ってきていたのでそれを見ながら探します。
でもいざ探し始めると、あんまり参考になりませんでした。マップの赤印に猫様はいるんだというのは分かりますが、どの猫がどこに居るのか分からず四苦八苦。

ここにも居るはず…とマップに赤印あるお店の前を探すと「ご自由にお入りください」と書いてあるので、恐る恐る中に入ってみると、町屋造りで建物の中にも石畳が続いていて素敵です。
貸衣装屋さんかな？着物が並んでいて、台の上に「おひとつずつどうぞ」と風船かずらの種の入った袋が置いてありました。うれしい！ありがたく頂くことに。
そこへ店主らしき年配の紳士が登場して建物の説明をしながら中を案内してくれました。
奥行きが相当あり、途中資料が沢山置いてある廊下で10分ほど熱弁をふるってくださり、ちょっとくたびれてきた所で新たな一家がやってきて説明が始まったので、その隙に奥の蔵を外から見ていると紳士と一家が来て、蔵の扉を開けてくれて中でまた10分程の説明。
その後、一家が先頭となって入口の方に向かう途中に「二階も上がれる！」と言うので見ると階段があり一緒に上がると、そこからまた２階の一部屋ずつ説明がありました。過剰サービスでへとへとになりました（笑）
自分達だけだと5分で終わるところが、30分以上も経っていました。
もうこの建物のどこかに居る猫様の事なんてすっかり忘れていました。
そこからはまた猫探しに励みましたが、結局半分ほどしか見つかりませんでした。
閉まっているお店とかもあったので、店内に居たのかも。
是非また今度リベンジしに行きたいと思います。

この街は猫だけではなく、木彫りの看板、家長の干支の表札、バス停など至る所に彫刻があるので猫好きじゃない人も十分楽しめますよ。

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