岩室観音堂

吉見百穴の近く。
二階建てで参拝者は登れる珍しいお寺。

■概要
百穴を掘るほどなのでここらの岩盤は柔らかなのだろう。
でかい横穴が掘られて石仏が安置されている。
2Fの猛獣用の檻みたいな監獄に入ってるご本尊は必見。

■感想

■建物の裏
建物の裏側は、何枚も紙が風に飛ばされて散らばっていた。
ぐちゃってゴミみたい。
風雨に晒されて文字は読めないが、お札のような、写経のような、細長い無地便箋のようだった。

色んな人の筆跡の紙が何枚も散らばってる。
家から書いて持ってきた、なんか大事なものなんだろう。
おそらくここの神様に何かを訴えてる。

お寺は健康や長寿をよく願われてる。
形が残ってるのを拾ってまとめて置き石しておいた。

建物の裏側に胎内くぐりがあるという話だったが、
穴は予想より小さかった。
ハートの形をしている。
内向きに尖ってるところで多くの人が引っかかることだろう。
四つん這い必須。
見ただけで場んでっとさんは後にした。

■岩室観音堂の石仏
あ！と思った。
さっきの便箋みたいなお札みたいな紙はここから飛ばされたようだ。
88体の石仏にぺたぺたと紙が貼られてる。
この一か所で四国八十八ヵ所と同じ功徳が得られるそうだ。
なるほど。
行者さんした人らが貼った紙なんだな？

88体もあるけど名前も役職も分からない。
ご利益率の高い石仏とかあるのかな？と思った。

■2階
階段があって登れる。
きしむ。床がぼろい。
そのうちバキバキって割れる予感がする。
ご本尊は厳重に檻に入ってる。
猛獣を閉じ込めるような太い檻でこれはなんか怖い。
これは写真撮ったらダメな奴じゃん？
怖いのでちょっとしか撮れなかった。


■総合
面白かった。
なかなかこういう怖い感じのところは来れない。
札？が散らばってるのも怖いが本尊が檻に入ってるのも異質。
天気のいい昼間がおすすめ。
夜になったら幽霊が集まってきそう。

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