ようばけ

紅葉がとても美しかった。夕方は赤く染まるという。
そのため、午前と午後で二回も行った。
残念ながらこの日は赤く染まらなかったが寂寥感に溢れる美しい景色だった。

地層観察の妨げになる木々の伐採が決定したのでこの光景が見られるのはあと少し。
（午前も午後も観光客は自分一人だけだった。お得切符を買うまで自分もようばけを知らなかったし、やっぱり有名じゃないのか。）


■秩父観光がとにかくお得！！

2021年、西武鉄道池袋駅から秩父へ二日間利用可能な往復切符が1590円で発売。
安い。とにかく安い。
付属クーポンを使うと西武観光バスも二日間乗り放題。
秩父協賛で正規価格よりも700円安くなっている。
期間限定、いい機会なので遊びに行ってきた。

https://www.seiburailway.jp/ticket/otoku/chichibusi-chichibu-manyu-kippu/index.html


■概要

秩父エリアの中でも鉄道が通っておらずバスでしか行けない小鹿野町方面へと足を延ばした。
小鹿野町方面は西武観光バスでしか行けない観光資源が豊富なのだ。

ようばけと周囲の観光時間は1.5時間ほど。


■感想

写真を見てようばけに行こうと決めた。
見た目は岩船山にそっくり。
採石場かなんかだろうと思って行ったら現地の標識に「天然記念物」と書かれていた。
予想を覆してとてもありがたいものらしい。

美しい。
長瀞の美しさとは似てるようで似てない。

案内看板によるとようばけから化石が発掘されるのだそうだ。
海なし県埼玉が大昔に海だった名残が埋まってるとかなんとか。

地層のうねりが見て取れる。
これは双眼鏡がないと肉眼だけではもったいない。

天然記念物になる前は素人でも許可なく発掘できたらしい。
今は天然記念物指定されたので不可能。
さらに落石が起きやすい地層で川を越えて巨大な岩石が転がってくることもあるという。
地震が起きたら崩れるかもしれない緊張感がある。

この近辺は紅葉した樹木が多く、
ようばけ以外の遠くの山並みもとても美しい。
中津峡に行かなくても歩くだけでも満足してしまってる自分がいる。


■注意点（駅から多少歩く）
バス停から徒歩1㎞強。
標識通りに歩くと到着する。
道すがら柿が成っていたり紅葉が色づいていたりで見目麗しい。
軽いハイキング気分で楽しめた。

■トイレが要所に設置されて大変ありがたい
秋といえど11月中旬を過ぎると朝の秩父地方は10℃以下で冷えは厳しいのだが、公衆トイレが要所に存在して都市部よりも利便性が高いと感じた。

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