吾野湧水

ショートカットのトンネルがやたら気温が低くて水の気配が濃厚。吾野湧水から流れてる水がこの周辺を巡ってる気配がする。高麗川に繋がってるのかな？

■概要
西武主催の駅からハイキングで東郷神社コースが開催されていた。
ちょうどモミジのシーズン真っ最中だ。
子ノ権現まで行く道の途中に東郷神社がある。
「東郷神社どこや！」
という、道がよく分かってないハイキング者を二人拾った。
「東郷神社に連れてったるわ！途中の湧き水見たことあるかい？」
「「ない！」」
というので見学に連れて行った。

■感想
西武電鉄主催のハイキングが実施されているせいか、いつもなら電灯の明かりもない省エネっぷりなのに昼間でも灯があった。
「え、こんなことしてくれるんだ？！」
と驚いた。

現場に着いた。
「「初めて来た」」
と二人がいうので吾野湧水の概要説明。
一応飲める。検査済み。コップもある。飲む？
と尋ねたら「「おなか痛くなるから飲まない！」」と返答を受けた。
行楽前に生水は呑まない。
良い警戒心だと思った。

ちなみに吾野湧水の周辺は墓場である。
墓場を通った自然水が湧いているかもしれない、と思ったが口には出さなかった。

ふと目を離すと墓場の向こう側の山に歩き出している。
駄目だ駄目だ。
そっちは龍崖山。
東郷神社ではない。
道も険しくてモミジ鑑賞のつもりで行ったら疲れて人生が嫌になる山だ。
慌てて捕まえて東郷神社まで連れて行った。
その途中でも「道が分からない！ここでいいの？」という人がいたので捕まえて連れて行った。

目指すは無事故、無事件。
世の中はもちつもたれつ、上手く回るようになっている。

現在も水くみの人が訪れる現役の湧水。
水量はそれほど多くない。
備え付けのコップで自己責任で飲める。

■概要
吾野駅から看板が出ている。
徒歩5分ほどだが道がぐねってるので看板なしで到着するのは困難。
使われない湧水は流れてトンネルの中を涼しくしてる。


■感想
吾野はハイキング箇所が複数ある。
コースがよく分からないので途中までのコース見分と湧水を見る為に立ち寄った。

マイカーで来たカップルが先に観光していた。
但し書きの「自己責任で飲んでね」に躊躇して手を出さない。
「飲む？」「ううん」という会話が聞こえてくる。

ここまで来たからには飲まないわけにはいかない。
カップルが立ち去った後、手酌でぐいっと行ってみる。
味、普通。
水道水とそんなに変わらない。
無味無臭。
少なくとも危険な味はしない。
まずくもない。

近隣に住んでるなら水汲みする気持ちも分からなくもない。
自然信仰の一環なんだろう。

途中のトンネルが水の音がしたㇼ異様に涼しかったりするので、往復含めて吾野湧水は体験型のスポットだと思う。楽しい。

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