雄島

東尋坊は何度も行った事があるのに、すぐ近くにある「雄島」の事は全く知らなくて、初めて行って来ました。

無料の駐車場に車を停めると雄島へと続く赤い橋があります。
夕方だと言うのに結構観光客がいます。
今は日が長いですからね。

橋を渡り切るといよいよ雄島に上陸です。
右手に島の案内板があったので、この島には何があるのかを確認して、いざ出発。
でもちょっと待って。
行く手にはうっそうと木が茂り、真ん中がトンネル状にぽっかり空いて、なんかすごくおどろおどろしい空気です。
そしてその先にはとても急で長い階段がありました。
ここを登って行くの？！
階段を目前にして躊躇しつつふと右手を見ると、小さな神社の受付みたいなものがあり、おみくじやお守りの無人販売をしていました。
後ろから来た親子がスタスタと階段を上がって行くのを見てちょっと勇気が出て、私達も階段を上がって行きました。

階段を上り切った所で待ち受けていたのは、大量の藪蚊！
何カ所も刺されてしまったのですが、何日も痒くて跡が残りました。
そこから左右に道が分かれていたので、何となく左の道を進んでいくと、左手に廃屋？やら神社やら不気味なゾーンが続きました。
そんな時、さっきまで前に居た親子が後ろから「ねぇ、この島って絶対に引き返したらダメなんでしょ？」とか「ここは東尋坊で自殺した人の死体が到着する島なんだって」と話しながら私達を追い抜いて行きました。えー？！何それ？

兎に角、見どころをササッと見て一周してしまおうと案内板にあった「瓜割の水」を目指して脇道から海の方に降りて行ったら大変な思いだけして違っていたりという所もありました。
海沿いの蕨の伸びたのが両脇に生えている明るい道や、まるで樹海のような暗い森の中の道を歩いて一周しました。

途中、視界が開けて東尋坊などが見える所は良かったですが、景色のない所も多く、後半はだいぶ飽きてきました。
でもまぁ無事に帰って来られてヨカッタ。

帰ってきてから雄島の事を調べると、「『反時計回りをすると死ぬ』アンビリーバボーで取り上げられた雄島は安易に行ってはいけない心霊スポットです。」なんてショッキングな事が書かれていてゾゾっとしました。
何となく左に進みましたが、知らないうちにちゃんと時計周りで周っていたんだ…とパソコンの前で胸を撫でおろしました。
でも毎年多数の遺体が流れ着くっていうのは本当だったみたいで…霊感など無くとも十分に感じるものはありました。
先に調べてこんなの読んでいたら行かなかったかも。

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