大阪コリアタウンからの帰り道、厄除けと縁結びという旗を見かけて寄り道した。
ここを契機に二日間にわたり「転倒」と縁が結びついたようだった。
「おめぇガチだったのか!」
■概要
ピザ窯がある神社として地域で親しまれている。
ハート型の絵馬や南京錠をはじめ、強力な縁結びをプッシュして事業展開している。
縁結びとは恋愛や結婚を思い浮かべがちだが、人間を介した物事との縁も結ばれる。
神様が「むっ!やな奴!」と思ったら悪運とも結ぶようだ。
■感想
●探偵ナイトスクープ
探偵ナイトスクープをご存じか。
2025/04/18「運の悪い男」が放映された。
薬を飲めば1%未満の副作用にあたる。
66%の当選確率のガチャを9回連続でハズれ。
番組中のチャレンジでもことごとくハズれ。
あまりの運の悪さが偶然とは思えない。
まるで当然のようにハズレ続ける。
これは「運」が存在する証明になったのではないか?
人の意志や努力とは関係なく、幸福と不幸が存在する。
神社仏閣にはそういうのを左右するなんかがいることがある。
昔の人はそういうのを祀って神としたのだろう。
●夜に訪れたところ強制的に何かと縁が結ばれたようだ
「夜に寺社仏閣は来ちゃいけないんです。
人が多いところならともかく、業務後で家で寝そべってる状態で訪問者なんか来たら「邪魔くせえ。とっとと帰れ」と追い出したくもなるんですよ。
私は自分は静かにしてるから大丈夫だ、と油断していたのです。
まさか次々と人が倒れるところに遭遇するようになるなんて思いもしませんでした。
今は何事も起こりませんがいったい何と結びついたのでしょう。
不思議です。」
談・場んでっとさん
●第一の犠牲者、場んでっとさん
とっとと帰れ。
鳥居を出た瞬間、足元がスカスカになって踏み外した。
どっすーん。
ごろんっ!
膝小僧を打ってすりむいた。
受け身が取れたのと骨に異常がないこと、自分の不注意だろうと結論をつけたが、夜の寺社を出たとたんすっころぶのはあまり良いことではない。
まるで「とっとと帰れ」と言われたようなものである。
厄除けではなかったのか、とぶつぶつ思いながらその日は宿に帰る。
ポジティブシンキングでないと良運はやってこない。
こういう不運はとっとと忘れるに限る。
●第二の犠牲者、神戸旧居留地のブランド品店前でいきなり倒れた女性
翌日、偶然にも女性が目の前で倒れた。
夫婦か恋人同士か。
ブランド品店の入り口前でいきなり女性だけが足元を崩してばったりと倒れた。
起き上がってこない。
通りがかった場んでっとさんは上級救命講習を自費で受けた経緯がある。
(だ、だいじょうぶかーー!?)
と駆け付けようとしたら、それより早く店員が慌てて飛び出してきた。
女性はちっとも起き上がらないが連れの男性と店員が介抱しているので大丈夫だろうと判断した。
おそらくヒールを踏み外したかなんかしたのだろう。
昨日、場んでっとさんが転んだことは完全に忘れていた。
助けなれば、という思いの方が強かった。
●第三の犠牲者、コーナンハーバーランド店近くで自転車ごと倒れた女性
高級ブランド店前での出来事から数時間後、またまた目の前で女性が倒れた。
今度は自転車で走行中に道路でふらふら、ばたりである。
これはいけない。
アキレス腱が切れていたりしたら動けないだろう。
よじよじと路肩を這い上っているが、重症であれば安全圏まで移動を手伝わなければ。
「怪我したんですか!?」
道路を横断して駆けつけたところ、意識ははっきりしていた。
「ここでつまずいたの」
指さされた先には道路と路肩の間に小さな段差があった。
なんとか体を起こして路肩で休んでるところだった。
体を打ったのと膝小僧に血がにじむ程度擦りむけた以外に外傷はなし。
骨が折れた感じもしない。
「家は近いんですか?」
「XXXXです」
「なら大丈夫ですね」
ダメージが回復したら歩いて帰れる距離だ。
「わざわざ様子を見に来てくださってありがとうございます」
「いえいえ。それでは」
と別れたが自分が転んだのはすっかり頭から抜けている。
神戸民はやたらよく転ぶ。
と妙に納得していた。
●第四の犠牲者、JR難波駅の構内で場んでっとさん前を歩いてたらいきなり倒れかけるも連れに助けられる女性
神戸から難波に移動した。
ばびゅーん。
JR構内を移動中、場んでっとさんの数歩先を歩いてた女性がいきなり転びかけた。
がっくーん。
足元はタイルの色違いがあるぐらいで滑る要素はそれほどない。
幸いなことに隣を連れが歩いてて助けてもらったので事なきを得た。
ものすごく「?」という顔をしている。
このときにやっと「びっくりしたあ…」と昨日に自分がすっころんだのを場んでっとさんは思い出した。
一日に三回。
昨日も含めると四回も転倒に遭遇したのは生まれて初めてだ。
雪の日だってこんなにない。
どうやら「転倒」と縁が結びついてしまったらしい。
そう判断する見事な「がっくーん」ぶりだった。
縁結びの神様っていたのかよ。
驚きである。
彼らはちっとも仕事しないと思ってた。
●なんかいる
たぶんいる。
場んでっとさんが寺社仏閣を巡るのは美しい景色と運を目当てにしている。
参拝して「金運をくれ!」とずうずうしく願うと、落とし物を拾って届けるイベントが連続発生したりする。
「鍵!鍵落した!お兄さん待って!!」
「周遊チケットを落とした人はいませんか!拾いました!」
「このスマホが本当にあなたのものか、電話番号を言ってみてください!」
「む!飲食店の割引券を拾ったぞ!しかも連続で!」
どういう関連があるのか知らないけど、まるでゲームのようにイベントが発生する。
きまって寺社仏閣を参拝した後だ。
人んちの鍵やスマホを拾って泥棒するわけにはいかず、返すしかない。
ひーっ。
バタバタと追いかける日々よ。
連続性がある場合、イベント発生だと場んでっとさんは判断している。
こういうのを止めるのはわんこそばと一緒で「もういい」とギブアップすれば、たぶん効く。
「女の人がケガする場面に遭いたくないな」
「もう転ぶところに遭遇しないでいいよ」
「仮に何かが人を転ばせてるとしたらそういうのダメだよ。いけない。NONO。NGだ」
「そんなことより今から道頓堀の夜景みにいく」
「一緒にキラキラ見に行こうぜ!」
と声に出してからは、人込みに突入しても五人目の犠牲者には出会ってない。
しかし、厄だった場合はどうしようか。
もしかしたら、一万円ぐらい賽銭箱にぶっこんでたら転倒ではなく金運と結びついてたのかもしれない。
なんと惜しいことを。
色んな事を考えた。
●まとめ
巳年である。
白蛇が祀られているありがたーい神社である。
縁結びの神社に行っても人が多すぎて神様から認知はもらえたことがない。
金運くれよ、金運と結びつけてくれよ。
欲深い場んでっとさんはいつもぴょんぴょんしてる。
(目立てば認知もらえると思ってる。いわば、クマ牧場のクマ。目立てば餌もらえる。人間ですから、クマより賢いところ見せてやりますよ!)
夜の神社では面倒くさいと思われたのかガチャ的になんかと結び付けてくれたらしい。
また行くことがあれば今度は昼間に行く。
今度こそ金運だ。