羽子板市の帰りに寄った。
鎮護堂のたぬきを拝むのだ。
地面と一体化するほど伸びていた。
もはや玉には見えない。
■概要
伝法院の鎮護堂。
浅草寺境内にある「おたぬきさま」として親しまれるお堂のことである。
火除け・盗難除け・商売繁盛・諸芸上達のご利益がある守護神タヌキを祀る。
発音的にタヌキの「ちんこ堂」の別称であろう。
ストレートだと難がある。
巣鴨の高岩寺と通じるものを感じる。
■感想
伝法院の旧商店街(土産物店など32店舗)の退去が決まった。
2026年7月末までに建物を撤去することになった。
すでに廃業店舗の方が多くなってシャッター街になりつつある。
まだ玩具屋や鞄屋などが細々と営業しているが、あっという間に時間は過ぎていくだろう。
1970年代から50年以上の景色の終わりである。
旅は一期一会というが、寂しいものである。
伝法院の正門の横に小さな門がある。
鎮護堂の看板がかかって分かりやすいだろう。
入場は無料。
中にはタヌキを祀るお堂がある。
お堂の横には茶色と黒のタヌキが二体。
どちらも玉が伸び切って地面と一体化している。
そもそも玉だったのか分からないほどびろーんとエプロン化している。
鎮護堂とちんこ堂のダジャレが分からないだろう外国人にもなぜか人気だ。
タヌキばかりに焦点が当たっているが、この伝法院には幇間塚といって男芸者の供養塔がある。
身寄りのない男芸者のために仲間内でお金を出し合って供養したのが始まり。
「またの名の たぬきづか 春ふかきかな」という俳句が刻まれてるため狸塚を祀る碑かと思いきや正体は男芸者の供養碑である。
化けてるのだ。
ご縁だから手を合わせてきた。
なむなむ。