三角点あり。
木々だらけの山頂の景色はあまりよくない。
戸室山神社の参道の頂点からだと眺望が良い。
■概要
栃木県の戸室山(とむろやま / とむろさん)は標高228.5 m(一部情報で229 m表記)。
大谷七名山(古賀志山、御嶽山、鞍掛山、男抱山、多気山、戸室山、御止山)の1つ。
宇都宮近郊の里山として親しまれている。
大谷石(軽石質凝灰岩)で形成された低山。
岩肌が露出した奇岩が多く、周辺の大谷の奇岩群(国の名勝)とつながる景観が特徴。
登山口は戸室山神社(駐車場)の隣にある鳥居から一本道。
この参道の先に戸室神社がある。
戸室神社の裏手に山頂に続く登山道がある。
山頂まで30分ぐらい。
戸室山周辺は親子クマ目撃例があがっている。
食べ物を求めて住宅街付近や畑周辺での出現が多いらしい。
食べ物がなにもない戸室山はねぐらになってる可能性がなきにしもあらず。
十分な注意をされたし。
■感想
大谷七名山のうち古賀志山、御嶽山、鞍掛山のみっつは難易度が高い山である(標高約500m、600m)。
これらは隣り合ってるため縦走コースが好まれており、三つの山の総距離は大体11㎞ぐらい。
累積標高差が約1,000mの中級者向けである。
中級者で所要時間は4-6時間が目安。
初級者は倍を覚悟せねばならない。
さらに周辺はクマ出没地域である。
古賀志山、御嶽山、鞍掛山は初級者が迂闊に挑戦する山ではない。
「っふ。場んでっとさんは大谷七名山の初級者向けよっつの山を制覇できればいいんです。」
「よっつのうち最後の山です。戸室山、いきますよ!!!」
●いざハイキング
宇都宮からレンタル自転車して現地到着。
周辺は田圃に囲まれておりシロサギの姿がぽつぽつ。
いかにも里山な風景が広がっている。
とてものどかで新緑の季節は輝かんばかりに美しいのだろう。
晩夏だとひたすら暑さがキツイ。
戸室山の参道は駐車場からすぐだ。
レンタル自転車を駐輪していざハイキングしてきた。
●参道は荒れてない。歩きやすい。登山棒も完備。
ひたすら緩やかな階段が続いて歩きやすい。
最初の鳥居に真新しい登山棒が何本も用意されていた。
地元の人たちがこまめに手入れを行っているようだ。
神社までの階段を上り切ったら狛犬がこんにちわ。
ふりかえると眺望が良い。
ここが唯一の見せ場といってもいい。
神社は手入れが少なくて済むよう軽量鉄骨製。
賽銭泥棒や不法住民の対策でシャッターと檻がついてる。
なかなかの合理性だと思った。
神社の階段で休憩を兼ねて軽食ランチを取りたいところだが周辺がクマ出没地域だということで断念。
急いで登頂して下山したい。
神社の裏に回り込む獣道がついており、これが正式な登山道になっている。
●神社を境目に景色が変わる。大谷石がゴツゴツしてきた。
登山道に入ると大谷石の巨岩がゴロゴロしだす。
階段はなくなり穏やかな坂道もまた大谷石。
店頭すると頭ゴッチン流血しそう。
気を付けながら歩く。
登頂はすぐだ。
「戸室山頂」の古ぼけた標識はあんまり目立たない。
「大切にしましょう三角点」の白い標識の方がよく目立つ。
この白い標識の裏にはよく見ると小さなお地蔵様が岩のくぼみに格納されている。
正式な神様かどうかわからないものだがみんなに拝まれて本物に育っていくタイプだろう。
なむなむしておく。
周辺は岩と木々ばかりで眺望はない。
ぽつぽつとサクラが植わっていて、山中よりも山の外側から眺める方が美しいだろう。
戸室山には天狗が住んでいたという伝説がある。
大谷公園の「天狗の投げ石」は戸室山の天狗が投げたという言い伝えがある。
この山頂近辺から投げたのだろうか。
巨石をなげる天狗の大きさはきっと巨人サイズだろう。
●下山
登りよりもずっと早く下山完了。
一時間もあれば行って下ってこれる。
これで大谷七名山の初級者レベルはコンプリート。
緑が濃くて岩がごつごつしててなかなかの景観だった。