Vol.69 【大磯邸園】
〇 アクセス・・JR東海道線大磯駅バス5分ぐらい
駐車場工事中 徒歩12~3分
〇 大磯邸園・・大隈重信邸 陸奥宗光邸
伊藤博文邸(工事中)西園寺公望邸
(工事中) 大磯町指定文化財
9:00~16:30 入園無料
■ JR大磯駅は東京から東海道線で一時間少々の距離にある風光明媚 山と海に囲まれた静かな街である。以前にも口コミで撮影に行った吉田茂邸の手前、江戸時代から続く松並木をくぐると左側に「大磯邸園」と書かれた門柱が見えて来る。
大磯は明治30年頃の大磯ブームがあったそうで政財界人や作家などがこぞって大磯に本宅や別荘を建てたり借りたりしていて政治家は総理大臣でもあった大隈邸に車で乗り付ける「大磯詣」と呼ばれていたそうです。
当時海水浴と言う習慣はまだなく海に入るのは「薬」になるとかで海で泳ぐより「浸かる」のが当たり前の時代、総理大臣もロープをつかんで海に浮いていたらしい。
近くの照が崎海岸は日本で最初の海水浴が行われた場所で6月頃から夏にかけてアオバト(色がついた珍しいハト)の飛来地としても知られている。
大隈重信邸に入る。とっその前にお庭に向かいましょう、当時を再現したお庭はこれも各地観光地と同じくとにかく広い、そのお庭には松がきれいに刈り込まれもう美しいとしか言えない庭の中に道がある、それもけっこう長い散歩道、すぐ近くは海岸だけど林に囲まれてちょっと見えづらい、バラ園もある、桜も春にはきれいな花を咲かすでしょう。このお庭で総理も散策したんでしょうね。
邸宅に入ると玄関からこの庭を横目に伸びる長い廊下、ミシミシ言っている、無理もない明治30年に建てられたお家ですよ、「そのまんま」が歴史の時間の流れを教えてくれる。ボランティアガイドはさっきから手持ちぶさたそうに時々顔を出す、「何か聞く事ない?」お顔がそう言っている、こちらも「別に」とかそっけない返事はしないけど気持ちは「別に×10」なのだ・・
下調べは十分にしてる、撮影の日は予備知識として相手の事は調べてある、参考のためにが習慣なんでありますよ。
大隈重信は元総理大臣であり早稲田の創立者として知られ元々は佐賀藩の武士でもあった人、性格はここの資料によると豪放で気さくな人柄、開かれた政治、教育を目指し国際社会での地位向上を願ったとある。
そう言えばこの邸宅には壁が少ない、外側の窓はほぼ素通し、海からの柔らかい風がガラス戸を鳴らしそう、解放された空間は元総理が目指した開かれた政治を表しているのかもしれない。
日本間は広い、調度品や身の回りの品などは置いてないのが残念だけど明治の雰囲気だけは伝わって来る造り、これでOK、全体的にはどちらかと言えば地味、実用的な造作だけど体面などはあまり考えなかった元総理らしいと言う印象が残った。
大磯には総理経験者が過去8人、自宅や借家で住んだ土地ですが当時はそれこそ山と海しかなかった別荘地、この穏やかな土地と柔らかな海風に癒しを求めたのかな。
本当に元総理だらけ、伊藤博文と西園寺公望の邸宅は今工事中、完成したらまた人がやってくる。