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昔は保育園の空き室で運営していたが資料が増えたので一軒家に移転となった。
絶版資料を多数取り揃えている。
■概要
NPO団体が運営管理している資料館。
当時の資料が字崩しや達筆すぎて読めないので有志が現代語に直した資料を展示している。
読みやすい。
ここでの一番の収穫は足尾鉱毒は現在進行形で令和4年になっても毒を垂れ流しているということが知れた点である。
流出を完全に防ぐことはできてない。
■感想
沼に行く途中でお邪魔した。
スタッフが縁側で資料を読み込んで現代語訳している最中であった。
一人が読み上げ、一人がパソコンで文章を打ち込んでいる。
現在進行形でも作業をしておられる。
この地道な作業のおかげで昔の達筆も現代文で読みやすくなっているのだ。
感謝しきりである。
建物にノボリが立っているのでふらふらと立ち寄った。
立派な一軒家だった。
建物の裏手は砂利山で足尾銅山と周辺の被害地図になっていた。
ジオラマと言うほどではないが地形が分かって興味深い。
立ち寄った際には是非裏手にも回って欲しい。
展示物は文化祭の掲示発表のようなものだが、
字が大きく平易な文章で小学生にも分かりやすく仕上がっている。
内容はなかなかキツイ。
田中氏が代表格で教科書にも載ったが、その他にも立ち上がった村民は複数いた。
被害村民は971人以上。
地元の窮状をどうにかしなければならないと立ち上がった人々の記録だった。
何より今もって鉱毒が流出中だと知って戦慄した。
いつの日か足尾銅山に行かねばならぬ。
何もできないかもしれないが意識を持つことは大事だ。
あの美しい渡良瀬遊水地が悲しくて美しい場所に思えてきた。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。