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おかえるさん(女性)の旅エピソード [2020-09-01 11:10:24]
今から3年ほど前の話です。
ちょうどハロウィンの季節に娘の学校が設立記念日で平日お休みだったので、二人で夜行バスに乗ってUSJに行く事にしました。
しかし、出発する日になって台風が接近中とのニュースが!
でも夜行バスを予約してしまったので、バスが動く限り行くしかない!と言う事で強行しました。台風接近中にもかかわらず、しかも平日なのに夜行バスは若者でいっぱいでした。
朝早く到着すると、どんよりした空ながら、雨も風もなく、とりあえず一安心。
入場門の柵の真ん前にスタンバイし、パンをかじりつつ、開園を待ちました。
開園と同時にフライングダイナソーにダ〜ッシュ=3
まあダッシュできたのは娘だけで、私はどんどん離され、「早く!早く!」と言われても「死ぬ〜〜」と休み休み走りました。
フライングダイナソーは大行列…のはずが、そこまで人がいなくて、まだ息も整わないうちに、「どうぞ〜」と言われフライングダイナソーの座席にセットされてしまいました。
そして、ウイ〜ンと体が前向きに倒れ、まさに飛行する体勢へ…。
後はもうされるがまま。
開園まで時間があったから?大丈夫でしたが、かなり気持ち悪くなり、「やばいかも…」と思いながら振り回されていました。
その時間の長い事と言ったら。
この時がフライングダイナソーデビューだったので、トラウマとなり出来れば二度と乗りたくないとその時は思いました。
地面に足を付けた時はほっとしましたが、足がフラフラでした。
なのに娘は「次はハリーボッターに行かんなん!」とまた走り出し、うそやろ〜と思いながらついていきました。
台風接近のニュースのせいかこの日は来園者が少なくて、ハリーポッターエリアの入場整理券も発行されていなくて自由に出入りできました。
ホグワーツ城のライドはすでに行列になっていて少し休めましたが、ふわふわした動きのせいで途中からまたムカムカしてきました。
気持ち悪〜と思いながら乗っていると不具合でライドが急に止まり、休憩できて命拾い。
無事に帰り着いたら、「停止してしまいましたので、もう一度お乗りいただけます」と言われ、即「結構です!」と退場しました。
これを教訓として、それ以降USJに入園する際には必ず酔い止めを飲んで挑みます。
ハロウィンの時季のUSJは昼と夜で雰囲気が一変してホラーナイトは更に盛り上がります。
通りにはゾンビが歩き回り、お客さんかと思った近くの人も実はゾンビでキャーキャー逃げ回って、怖いながらも相当楽しいです。
この日は大の苦手のお化け屋敷にも挑戦しました。
お寺みたいな外観だった気がします。
ものすごい行列でした。
永遠に順番が来なければいいと思いましたが、そんなはずもなく順番が来て、4人一組で輪になった”たすき”を持って進みます。思い返すとこの時が一番怖かったかも。
娘が恐怖で「お母ーさーん」と叫ぶと、何故か一緒にたすきを持った女子高生二人も「お母ーさーん」と叫び、三人が「お母ーさーん」と絶叫しながらものすごい力でたすきを引っ張って進んでいくので、私は後ろ向きでほとんど倒れかかった状態で体が持って行かれ、最後まで体勢を立て直せずゴールまで行き、全く恐怖を感じることなく終始大爆笑でした。
結局この日は開園から閉園まで滞在し、ホテルまで徒歩15分くらいだったと思いますが、最後の力を振り絞って歩いて行きました。
ホテルに着いてシャワーをして即バタンキューでした。
夜中にふと目が覚めると、テレビが点けっぱなしになっていたので、リモコン、リモコン…と娘のベッドの辺りに手を伸ばしていると、娘が急にばっと目を開けて、私を見るなり「ヒィィィィィィ」と言ってベッドから転がり落ちました。
ハロウィンホラーナイトを満喫しすぎて私をお化けと思ったそうです。失礼しちゃうわ。
今でもあの時の悲鳴を思い出すと笑いがこみ上げてきます。
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