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虎ノ門ヒルズ駅から徒歩4分。ビル街の中の古刹である。
■概要
改心した元泥棒が飼いサルを寺に置いて巡礼の旅に出てしまったという。
場んでっとさんから見たら飼育放棄して逃げたんじゃね?、と疑うところである。
人の好い住職はサルを死ぬまで可愛がって世話していたそうだ。
近所からも猿寺として親しまれる。
おかげで狛犬ではなく狛猿になっている。
猿が寺を守っている。
サルの死後は猿塚をもうけて弔っている。
■感想
愛宕神社への道を探して周辺をぐるぐる歩き回っていたら偶然たどり着いた。
出会いは大抵偶然なのでほいほい入ってみた。
なぜ猿寺なのか。
書いてない。
代わりに門扉のところに杉田玄白の墓があることで港区の指定史跡になっている説明書きがある。
猿を飼って見たり杉田玄白の墓があったり寿老人も祀っている。
寿老人の奥に水子地蔵もたくさんある。
物語性が強い寺である。
調べると観光案内書にもマッピングされているがお参りする人はおらずひっそりしている。
有名人である杉田玄白がどういう人であったかというと、三男に生まれた末っ子。
お母さんは出産時に難産で死去。
子供時代には長兄と義母も死去。
お母さんにあんまり恵まれなかったそうだ。
成人した玄白自身、待望の長男が子供のときに亡くす。
母も子も亡くしているのだ。
死後は水子地蔵と一緒に弔われているのを見るとちょっと複雑。
医療が発達してなかった時代に母子ともにボコボコに死んでいたのだ。
そんな世の中で医者になって多くの人の命を救おうとした杉田玄白はどんな思いだったんだろうか。
家族が亡くなるのに今昔はない。
壮絶な人生を歩んだんだなあと思いをはせる。
なお玄白の子孫の一人は東洋カープに2022年に入団している。
実況で「杉田玄白の子孫」としてにぎわっていた。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
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