宝泉院の口コミ一覧（９〜１０点）

なんといっても松が強く印象に残る場所でした。
雑誌を見て想像と期待をしていましたがそれ以上の迫力で、とても威風堂々としている松にうっとりため息もんです。
部屋の柱が絵の額縁みたいな役割をしていて美しい眺めでした。大原に行くと三千院以外にも何箇所もお寺や神社などがあると思いますが間違いなくここは行くべきですよ。

水琴窟も隅にあって、澄んだ音色がとても心にしみます。

普通の民家サイズの、コンパクトな観光スポットでした。庭を座敷から眺めると、ちょうど建物の柱が額縁になって一枚の絵を眺めているよう。頭の中に「そうだ　京都、行こう。」のBGMが流れました(実際、ロケ地として使われたらしいです)。

観光客が多く、庭の写真を撮ったら観光客の頭が黒い雪だるまみたいに並んで写ってしまいましたが、自分の目で庭を眺める分は邪魔もなく、せかされる事もなくて落ち着いた一時を過ごせました。入るとお茶と和菓子がいただけたり、片隅にちょっと花がいけてあったりして、スタッフの方の心遣いが感じられる所でした。

ただ私は、お茶と和菓子はすぐ近所の実光院でもいただいたばかりだったのですね。立て続けに一服入れるのも何なので、「和菓子いらないから入場料を安くしてもらえないかなぁ」と、無粋な事を考えてしまいました。

ここは、鴨居と敷居を額に見立てて庭園を見るんですが、お抹茶とお菓子も出てくるのが嬉しいです。伏見城からの血天井があって、係りの方が「ここが目で、鼻で・・・」と説明してくれるのを見ていたら本当に人の顔に見えてきます。他の方が「写真撮ったらなんか写ったりして」と言ったら、「そういうこともあるらしいです」とおっしゃったので、誰も写真を撮りませんでした。庶民感と京都らしい上品さが同居する場所でした。

大原三千院の一番奥の目立たない場所にあるお寺です。小さな寺院ですが、部屋から眺める庭の景色が非常に綺麗で座って、茶を飲みながらの観賞は非常に趣があります。随分前に訪問した時に、伏見城で自害した多くの武士の死にざまが床板にしみ込んだシミが、血塗の天井にはっきり写っていましたが、昨年末に訪問した時には、その後が見つかりませんでした？もみじ紅葉に時の庭園の風景は想像を絶する美しさです。

お茶を飲みながら、座って庭園をのんびりみることが出来る静かなお寺です。紅葉時期のライトアップの景色は想像を絶しそうです。三千院の奥で目立たないところにありますが、ぜひ訪ねてみてください。１０年ぐらい前に訪問した時は、ガイドの説明で下が、伏見城の戦いで亡くなった方の霊を弔うため、京都の何軒かの寺院に奉納された天守閣の床板一つの、血ぬりの天井にしみついた、切腹して何週間も放置された武将の、ものすごい形相の死にざまのシミが見受けられましたが、昨年年末に訪ねた時には、そのしみの後が見つかりませんでした？