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神埼宿から城原川に沿って県道48線で約10km近く南下すると、下村湖人の生家がある。現在は廃止になったバス路線の標識だけは、そのままになっているそうだ。
この春念願かなって、ようやく訪ねることが出来た。管理されている初老の方がまた「次郎物語」の大ファンで、時間がたつにつれ段々話に熱を帯びてきてこちらも相当若返ったような気がした。
次郎が兄恭一と友人大沢と3人で大川(筑後川のこと)のとある地を探索する場面があって、『無計画の計画』という言葉に感動したことがしきりに思い出された。自分が中学か高校の頃読んだ小説が、生家で作者の生いたちを垣間見たことでよみがえってきたのである。
最後に、作家の直筆コピーの『白鳥葦花に入る』の色紙を記念に買った。まだ次郎物語を読んだことがない方は、是非お薦めしたい本である。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
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