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雨月物語の青頭巾で有名な大中寺。
紫陽花が美しい古刹としても知られている。
駅から約2km。
山のふもとにあって、ぶどう団地を眺めながら平坦な道をぬけると到着。
バスもタクシーもなかなか捕まらないため徒歩推奨。
■概要
民俗学によると雨が降ると異世界に繋がりやすいという。
現代だと事件や事故だったり死亡によってあの世に連れてかれるというパターンだろうか。
約250年前に書かれた雨月物語は「雨」と「月」をモチーフにしており、これが揃うと恐ろしくて悲しい物語が始まるのだそうだ。
大中寺がもっとも美しいのは6月と7月。
紫陽花が咲き誇る雨の季節が本領発揮なのである。
お寺への夜の参拝は厳禁という話はよく知られているので、小雨がちょちょっと降る中、太陽が高いうちに参拝してきた。
■感想
紫陽花の名所ということで訪れた。
駅から一時間ぐらい。
期待以上に雰囲気に溢れた寺だった。
この寺が誕生したのが1100年代。
約900年前から存在するだけあって、ド古い。
しかし手入れは行き届いており空気は清浄。
人の気配がするところならイノシシやクマなんかは出てきにくい。
入っても大丈夫そうなのでずんずん進む。
杉の木はデカく高く、100年越えは確実だろうなというのが出迎えてくれる。
適度な寂び感と人の気配のなさがお化け屋敷なんかよりもずっと迫力がある。
紫陽花。
紫陽花、紫陽花、紫陽花。
とても良く咲いている。
綺麗だなあ。
家で飾るのかチョッキンされた後も生々しいけど鑑賞するには十分な量が咲いている。
眼福。
来てよかった。
本堂。
古くてでかい。
3mの巨人用かってぐらい縦横ともにデカい。
大勢が参拝するためにデカく作ったのかもしれないが、
出雲大社とかが古い社なんかを神様用にでっかく社を作っていたのを思い出す。
威風堂々としている。
でけえ。
境内には七不思議にまつわる説明書きがあちこちについている。
怪死した僧の庵などどこまで本当か分からないが、夜中に訪れなくてよかったと思った。
伝承とオカルトと紫陽花の美しさが混じった不思議なお寺だった。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
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