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創業明治22年。栃木市の最後の銭湯。
作りものじゃない本物のレトロ。
アミューズメント系銭湯ではないので設備はベーシック&安価。
入浴料400円。
■概要
栃木駅から徒歩10分ぐらい。
寒い冬なので風呂施設があればひとっぷろ、
と思ったら絶滅危惧種、
栃木市に残る最後の銭湯だった。
店構えがとても雰囲気があってオシャレ。
銭湯施設内は撮影禁止。
■感想
栃木市の中心、栃木駅。
この町の観光は主に歩いて町並みを見るところにある。
いうて、「蔵の街」と謳われるだけあって、全体的に黒っぽい街。
川越や宇都宮のように食べ歩きや食事が中心の観光街ではない。
京都のように「和」が強烈な街並みでもない。
ぎらぎらしておらず、どうにも地味である。
場んでっとさんが栃木駅の通りを歩いていると下校中の小学生が、
「栃木にはなんもない」
「栃木には誇るものがない」
などと仲間内で演説しているところに遭遇した。
とんでもないことを言ってる。
まだ十歳にもなってないように見えるのに、
生まれ育った街に誇りを持てないとは、
震えがくるほどに悲しいことだ。
生まれ育った土地に愛があれば、
落ちてる石ころにだって誇りを覚えるものだ。
なぜこんなことを言っているのか。
場んでっとさんはショックと悲しさでぷるぷるした。
推測するに、きっとテレビの影響だろう。
きっとテレビが、栃木県を弄りたおして貶めて、
大人が茶化して真似をして、
素直な子供はそれをきっと信じ込んでしまったのだろう。
とても悲しいことだ。
よよよ。
(
栃木県の首都、宇都宮の県庁で「栃木の自慢」と銘打って県内の名所をPRしているのだが、
実は県内の年少者に向けてのメッセージだったのでは!?とはっとさせられる。
若者の栃木県離れは大問題ではないだろうか。
)
断言する。
栃木県は素晴らしいところだ。
東京都に負けないし、埼玉県にだって負けない。
場んでっとさんは色々と栃木県を見て回ってきた。
たくさん素敵な栃木を見てきた。
小学生の住んでいる栃木市だって、地味だけど魅力があるんだ。
まだ子供で、他の土地を知らないから、何もないと思い込んでるだけだ。
たくさんの魅力があるんだよ。
小学生に伝えたかったが、話しかけたら事案である。
地域治安情報に掲載され、登録世帯に配信メールされてしまうだろう。
わーお。
場んでっとさんが栃木の有名人になってしまう。
ぐっと言葉を飲み込むしかない。
どうしたら栃木県の若者に
「あんたんところは素晴らしいところだじぇ」
と正当にメッセージが伝えられるだろうか。
考えた。
県外者がこつこつ評価していくほかあるまい。
正直に誉めていけば、いつか誇りをもってくれるはずだ。
たぶん。
おそらく。
地味な栃木市。
シャッター通りの商店街のハズレ、カラフルな金魚みたいな風呂屋がある。
それがここ、金魚湯である。
道を歩いてると、かぽーんざざー、っと小さく入浴の音が聞こえてくる。
駐車場の隣にすぐ銭湯。
夜は明かりが灯って、おっきな提灯みたいに輝いている。
昔ながらの作りなので防音性はそれほど高くないらしい。
かぽーんかぽーん。
生活音が響く町は久々でノスタルジーを覚える。
栃木市の最後の銭湯だ。
金魚湯の隣にスケボーの練習場があってずいぶん滑り込んだ形跡がある(のちに金魚湯の所有であると知る)。
ピンコロリの塩庚申様などローカル色がここらあたりは集中している。
一見の価値あり。
黒っぽい栃木の街の、カラフルな風呂屋にかむかむ。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
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テレビの演出か都市伝説だと思ってたら、本物に遭遇してしまいました。
大人の自虐ジョークだと思ってたら子供が言ってるので、ちょっとこれは見過ごせないな、と思います。
これからそこそこ栃木県を推していこうと思います。