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市川関所跡と江戸川の守護神はヤマザキパンクリエイションセンターである。
何よりも大きくそこに立ちはだかる壁である。
■概要
市川関所は房総と江戸を隔てる防衛拠点である。
なにしろ国府台で大きな戦争もあった。
人民の往来、武器の取り締まり等が厳しかった。
当時は橋もなく、渡し舟で江東京と千葉を行き来していた。
江戸川は何度も護岸工事してたので、正確な関所の位置は不明(ここらへんでいいだろ、と設置されている)。
対岸の小岩川にも関所跡がある。
■感想
JR市川駅から京成バスに乗ってバス停「ヤマザキパンクリエイションセンター前」で下車。
関所が目的であるなら土手に迂回する必要はない。
すぐ、目の前に関所が見えている。
親切なことにヤマザキパンが敷地内のショートカット道を解放してくださっている。
バス停から一直線に関所に到達できるのだ。
なんと、あのヤマザキパン。
創業の地は市川である。
ヤマザキパンの聖地なのだ。
千葉から江戸川を超え、東京都に進出したのである。
市川はヤマザキパン発祥の地。
JR市川駅前にはヤマザキプロデュースの飲食テナント(スーパーヤマザキ、パン食べ放題メニューを備えたレストラン等)が入った「ヤマザキプラザ市川」という施設を備えている。
あの有名な春のパン祭りにも参加している。
そして市川駅から発進するバスは江戸川沿いのヤマザキパンクリエイションセンター(研修施設)につながっている。
東京都と千葉を結ぶ江戸川沿いに「ヤマザキ!!!」とデカい看板ビルがあって、パン工場でもないのに、なぜあんなに目立って?
という疑問が解消されるのが「ヤマザキパンクリエイションセンター前」バス停に用意されたサイネージ広告である。
バス停前にひたすらヤマザキパン発祥の地であることを動画広告している。
これを読めば市川とヤマザキパンがズッ友であることが分かる。
ヤマザキパンクリエイションセンターは巨大だ。
守護神のように旧関所の後ろに控えている。
クリエイションセンターを目指せばおのずと関所にたどり着くのだ。
かつては船でぎーこぎーこ漕いで対岸に向かっていた江戸川。
橋をてくてく容易に往来できる。
とっても便利な世の中になった。
関所からは夕日が拝める。
訪れた日はツツジが満開だった。
落日もツツジも美しい。
昔は幕府が睨みを利かせていた関所だが、現代ではヤマザキパンがその威光を放っている。
市川にヤマザキパンあり。
2016年に出来立てほやほやのクリエイションセンター。
パン業界の王者が江戸川と関所を見守っている。
市川という土地を知るのにWソフトで楽しめる。
複合型で歴史が学べる場所なのだ。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
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