賀茂別雷神社【佐野市】

賀茂別雷神社が建ってる山の名は菊沢山。
googlemapや国土地理院には登録されてない。
屋号とか辻の通称とかに近い扱いになっている。
標高も良く分からないすごくローカルな山だ。
レッツ登山。

■概要
「賀茂別雷の神」を祀っている。
京都の雷の神様と同じものらしい。
稲穂とか野菜とかに雷はきくらしい。
山と農業の神様でもある。
家内安全、落雷除け、交通安全にご利益がある。
なんかやたら末社が多い。
鯉とヤギがいる。
ヤギがいるなら下で畑もやってるのではなかろうか。
周囲も畑だらけだし農業の神なので農家兼業神社である可能性がある。


■感想

以前から葛生駅に向かう途中に見かけるので気になっていた。
なんか高いところに神社がある。
標高100ｍもなさそうな小さな山の中腹、さぞかし景色がよかろう。
下車して行ってみることにした。



初めてきたところだがのどかないいところだった。
本殿付近からの眺めがとても良い。
ヤギも鯉もいる。
よく世話された動物のいる神社は活気に溢れている。
いいところだ。

富士登山記念碑もある。
偶然訪れた先々で富士山の痕跡に出会い、もう神社仏閣にとって富士山はアイドルとの握手会みたいなもんじゃないかと思いを強くした。
当たり前に富士山関連の何かがある。

これはもっと上に登ってみたい。

裏山の菊沢山に登る道が必ずあるはずだ。
山と来たらルートを開拓せずにいられないのが寺社仏閣の管理人たちのサガだ。
そこに山があったら頂点を目指してるはずだ。
と思ったらやっぱりあった。

るんるん。

立派な山道だった。
境内とは打って変わり、野趣あふれる素敵な散策路だった。
加茂別の奥の宮、そして大宮神社の奥の宮がある。
参った後、振り返ると遠く景色が見える。
しかし崖っぽいので近くに寄れない。
落ちるのはいやだ。
離れた場所から完勝したが境内からの景色が一番いい。

菊沢山、登頂完了。
低山登山の魅力はやっぱりこのお手軽さと達成感だ。
癖になる。

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