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やましたより123さんの清水寺に対する口コミ

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やましたより123さんのクチコミ
2009年09月22日に投稿されました。
京阪五条駅を降りる。
川音が聞こえ賀茂川べりは爽快だ。

車の往来が盛んな五条通りを避け
脇道で東へ向かう。
10分ほどで東大路通に当たり、
清水道交差点に着く。

清水寺へはアクセスが良くない。
車で来ても、バスで来てもここからは徒歩になる。
しかも北東に坂道だ。

寺への道は2本あるので人の少ない方を選ぶ。
両脇は民家が残るが、土産物屋が元気に並ぶ。
ここはある意味不況知らずだ。

寺に着き早速舞台へ上がる
と、全身真っ黒な大きな大黒天と視線が合う。
大黒天はインドの神様。
天界を守る戦いの神だそうだ。
※余談だが、
七福神はほとんどが外国神、国産は蛭子だけとなる。

舞台は意外と高く、とても飛び降りる気にはなれない。
市内の景色も見えるが、
むしろ周囲の景観にスッキリとした風情が漂う。
きっと、地形や木々の位置を考慮して
建物が配されたのだろう。
ふと見ると、
山の清水が3本の筧(かけい)から流れ落ちている。
数人が並び順にポリタンクなどに水を集める。
きっと近所の人だろう、余程水が美味しいのだろうか。

これが「音羽の滝」、その湧き水が寺の由来だそうだ。

更にその由来か、京都の焼物を清水焼という。
かって、東山の西側に
その勾配を利用してアチコチに登り窯があったそうだ。

京焼は地場の陶土がない。
その代わり作風は自由だ。
他所から色々な土を調達し混ぜ合わせ、
釉薬も制限がない。

登り窯は近年その煙害が問題になり、
東山の反対側に集約される。
それが清水焼団地だ。
現在は京焼の製造元や問屋町となり、
仕事場も今は全て電気窯やガス窯に代わってしまった。

東山五条の交差点から西に入り少し下がったところに、
河井寛次郎記念館がある。
浜田庄司、島岡達三と並ぶ民芸・陶芸の大家だ。
 ※おおや ではない。たいか である。

そこには、寛次郎が精魂を込めた作品と、
彼が使った登り窯が残る。
ゆったりした雰囲気も堪能できる。

本堂の北には地主神社(じしゅじんじゃ)がある。
恋愛成就の願掛けに若い女性が集まる。
お守りもくだけた携帯のストラップのようだ。

帰りは3年坂へ、風情も残るが、
お祭のように人が多い。
両脇にずらっと並ぶ色々なお店のターゲットは
観光客だけのようだ。

そこから四条東山まではアチコチ名刹が残る。
つくづくとさすがは京都と思う。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
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