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2023年12月30日。
明日が大晦日である。
屋台の準備をするために大型トラックが敷地内を搬入してる。
ぶろろろろーー。
浅草寺の内側に屋台が並んで雰囲気はお祭り。
(しかしまだ営業してない。材料を台車で運んでるところだった)
大晦日でも年始でもないが大盛況。
着物着て参詣する人も少なくない。
人が少ないうちに前倒しでやってきてるのだろう。
今回の目的は「銭塚地蔵堂」である。
一般参詣客は雷門から宝蔵門をくぐって本堂を参って終わり。
ちっちっちっ。
可能ならもう一足先、銭塚地蔵堂まで訪れるのが望ましい。
銭塚地蔵堂は商売繁盛のご利益があるとされている。
その曰くは公式サイトが詳しい。
簡単に述べると、とあるご家庭の庭にザクザクの金銭が埋まっていたのを子供が発見。
しかしその家の人は「理由のない金を我が物にするのは恥!」と考え地中に埋め戻した。
その後、家の人達は一生懸命働いて大成したのであった。
大人になった子供が金銭埋め戻した跡に建てたのがこの銭塚地蔵堂だそうだ。
自立の鑑のような一家である。
彼らを尊敬し、多くの人達が参詣にやってくる。
敷地内の赤い幟旗は商売繁盛の証。
誕生日ケーキのキャンドルみたいにザクザク刺さってる。
運や施しを当てにせず、地道に商売する真面目な人達だからこそ大成功し、幟旗の奉納もあるのだ。
ギャンブル性や運を当てにせず堅実におのれの力を信じる。
しかし不安になることもあるから神様にすがって祈る。
そういう人たちに人気。
強さと弱さと切なさを併せ持つ地蔵堂である。
敷地内にはギャンブル性能ありそうなお地蔵さんもある。
カンカン地蔵。
元は大日如来像というが願い事のたびに石ころでカンカンされて原型をなくした。
塩を奉納して祈願すると財福するという。
形が変わるまでカンカンされて見た目が悲しい。
欲と我の強さと業を感じるお地蔵さんである。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。