やましたよりさんの小樽運河に対する口コミ

札幌に暫く滞在しながら小樽は３度ほど訪ねた。
札幌からＪＲで３０分程度とアクセスは軽い。
高速バスは少し時間がかかるが、
石狩湾をはじめ小樽に着くまでの雄大な景色が
堪能できる。
空全体に雪が舞う別天地大いに値打ちがある。

北海道誕生は明治以降、
元々は蝦夷（えぞ、外国）である。
今の北海道の人は本州を内地と呼び少し距離をとるが、
多くの内地人はその開拓の歴史に敬意を払う。
北海道は近年夢を叶えた開拓村であり、
何もない極寒の原野は
さぞかし住み辛かったろうと思う。
先駆者の苦労は並大抵では無かったろう。

その中で、往時の大都市小樽は一つの象徴であり、
一度は訪れて見たい所と思う。

ニシン漁が最盛を極めた頃は、
石炭産業も元気で港湾都市として栄えた。
聞くと人口は昔８０万あったそうだ。（今は１８万人）
残念ながら、今の経済はご多聞に洩れずやや寂しい。
しかし、
街の魅力は今もレトロな歴史建築に色濃く残る。
街全体がエキゾチックなテーマパークである。
特に、ガス燈に灯りの薄暮の運河の景色は
何とも幻想的で魅惑的である。
ガラスやオルゴールが良く似合う街とも思う。

お土産屋的な通りも多く、
少し観光ナイズされている点は気になるが。
異国情緒をうまく活用したレストランも多くある。

一度北国の新世界を感じてみてはいかがだろうか。