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箕面の名刹…勝ちだるまで知られる❝勝尾寺❞を‘ぶら~’と!
2021年6月22日(火) 天候:くもり
梅雨空の一日…箕面の山中にある名刹を訪ねてみました。
このお寺は、奈良時代の末期…光仁天皇の皇子〚開成(かいじょう)〛により創建されたと伝えられています。
平安時代には、清和天皇の病を祈祷ににより治癒し、❛勝王❜の名を賜りましたが、王に勝つとは畏れ多いと言うことで❝勝尾寺❞にしたと言われています。
この伝承により己に勝つ寺とされ、多くの人たちが参拝に訪れています。
境内の入口には豪壮な桜門形式の『山門』が建ち、左右には朱色の金剛力士像が睨みを効かせながら参拝の人たちを出迎えています。
『山門』をくぐり抜けると、お清め橋の左右に弁財池が現れ、池の中から湧き出てくる白い霧が水面に漂い、幻想的な雰囲気を醸し出していました。
お清め橋を渡り入山します。
橋を渡り気付いたのですが、『山門』の表側と裏側では掲げてある扁額の字に違いがありました。
表側には【應頂山】、裏側には❛勝王寺❜の扁額がかかっていました。
後で解かったのですが、【應頂山】は山号で、❛勝王寺❜は昔の天皇から賜った由緒ある言葉の三文字を掲げてあるのだそうです。
山々に‘こだま’する読経がながれ、どこか厳粛な気分に浸りながら境内をめぐって行きます。
歩いていると、道沿いにある灯篭や石垣の其処かしこに可愛い小だるまが置かれているのが目に付きました。
要所要所に立てられた道しるべに沿ってめぐって行きます。
弁天池の辺をたどってい行く...と、鮮やかな朱色の鳥居や弁財天のお社が佇み、向いの山肌からは一筋の滝が流れ落ち、その傍らには小さな祠が安置されており…めぐる参道には季節花の“あじさい”が彩りよく咲いていました。
今来た小径を戻り∼・∼青葉“もみじ”が彩る緩やかで長~い石段を上って行くと、広い境内にたどり着きます。
境内の中央には願いを一つだけ聞いて戴ける〘一願不動尊〙が祀られていました。
私も手を合わせ家内安全を一願しておきました。
【本堂】に向かう階段に沿って必勝成就のため奉納された大小の勝ちだるまが並ぶ奉納棚があり、成就した勝ちだるま達が、両目を黒く塗られ少々窮屈そうに並べられていました。
勝ちだるまが並ぶ少し急な階段を上って行きます。
上りつめた先を鍵の手に曲り参道を進むと、厄払いの『三宝荒神社』が佇み、“あじさい”の花々が咲き並ぶ参道沿いには『鎮守堂』、『開山堂』、『水掛観音堂』、『大師堂』など多くのお堂が建ち並び、拝礼をしながら【本堂】のある広い境内に進みます。
拝殿にすすみお参りを済ませます。。。
境内には【本堂】の他に≪みくじだるま≫の授与所や『経納所』、『不動堂』が建ち、その一角には趣ある『鐘つき堂』も佇んでいました。
お堂の周りや瓦土塀の上にはびっしり...と、可愛い小だるま(みくじだるま)たちが並んでいました。
瓦土塀越しの眺めも素晴らしく、山々が織りなす自然の景観と、遠くに大阪平野を望むことが出来ます。
戻りの参道は“あじさい”の花々が咲く≪つづら折り≫の坂道を下って行くと、〖知恵の環〗と呼ばれるパワースポットがありました。
お参りを済ませ安らかな状態でこの知恵の環を廻ればより穏やかな気持ちになれると言われています。
私もひと廻りしてみました...が、???
梅雨空の日に‘ぶら~’...と、訪ねたお寺…鮮やかな朱色が印象的な建造物、遠くから聴こえてくる鐘の音も快く、静寂の空間が広がる❝勝尾寺❞のひと時でした(*^-^*)
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
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