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場んでっとさんの宗吾霊堂に対する口コミ

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場んでっとさんのクチコミ
2020年10月17日に投稿されました。
印旛沼へと続く義民ロード
参道には巨大灯篭
でかい門がある!!なにごと!!
宗吾様に関する説明書き
駅から徒歩10分で到着
土産物がたくさんあるが営業してない。本館の博物館も営業してない。
本殿ででん。一個人を祀る為にすごいことですよ。
演歌まで作られてしまった。
ローカル旅が大好きだ。歴史と遺構が大好きだ。人が作り上げたものが大好きだ。
千葉が誇る伝説の偉人を祀る宗吾霊堂に参る。


■概要
義民ロード(駅から印旛沼まで片道約7km。ちょー余裕!!)コンプリートを目指したかったが日が暮れるのが早い。
暗闇からカミツキガメに襲われたら勝てる自信がない。
千葉は過酷。
道を見失ったら千葉の地で死ぬ。
今回は無理せず駅から宗吾霊堂までの約1㎞をのんびり歩く。
地方都市らしく道は広々、信号の待ちは長く、全体的に雰囲気はゆったりしている。

■悲しい悲しい宗吾様とお子様たち
宗吾様は裕福な農家の大旦那であったという。
また、地域の偉い人でもあったという。
凶作と重税に苦しむ農民のためにもっと偉い人に「軽くしてくれ!!」と直訴。
結果、四人のお子様もろとも死刑。
訴えただけで死刑。
千葉の悪政を示す黒歴史の塊のような場所である。
このような悲劇は二度と繰り返してはならぬ。
ふんっふんっと鼻息を荒くして訪問した。


■すげえ
この地には重税と貧困に苦しんだ歴史がある。
それを補うかのように敷地内にたくさんの寄付板がある。
圧倒された。
数、でかさ、種類の豊富さ。
10万も100万もボコボコ立ちまくってる。
わりと真新しいものもある。
他の神社でこれほどの量を見たことがない。
なんと素晴らしい景観だろうか。
金持ちの寄進者がここぞと札束を高く積み上げた様子が目に見える。
場んでっとさん大爆笑である。
むちゃくちゃ楽しい。
埼玉政財界人チャリティ歌謡祭と類似の金のぶっこみ方がされている。
千葉にも微笑ましいイかれた人たちがいる。


■宗吾霊堂は素晴らしいところ
死後に神社に寄進したからといって死人が蘇るわけではなく、過去の人間が救われるわけでもない。
金が救うのはそのとき生きてる人間だけである。
(死者が救われるのは生きてる人間の哀悼や愛惜だろうなあと家族が死んでる場んでっとさんは思う。
あの世に金はもってけねえ。
あの世じゃ役に立たねえ。
金は生きてるうちに使え。)

神社に寄進された金銭の大部分はこの立派な建築群の維持費や建設費に使われるのだろうなあ、と予測。
恭しくも宗吾様という存在をシンボルにした宗教なのだ。
立ち並ぶ寄付板に、カネとヒトの思いがきらきらしている。
素晴らしい。なんて素晴らしいんだ。
同じ時代を生きてる信心深い人たちの圧倒的な金銭の物量に感動した。
世の中は金。
金持ちほどよく知っていることだ。
現在進行形でこんな生々しいの、他では見たことがない。

■対抗心が芽生える
「講」というものがある。
単位ではない。
場んでっとさんは富士講の登山をやってるのでちょっと知ってるのだが「ためになるお話」というものだ。
で、その「講」に集った人たちは結束をなす。
思想の根本にためになったお話をいつも置いて、篤志家になったり活動家になったりするのだ。
これ、講じゃね?と場んでっとさんは首を傾ける。
ローカル的だが金銭の物量から強力な信仰心を感じる。
なんてエネルギッシュな場所だろうか。
富士講がちゃちく思える。悔しい。
もっと疑似富士登山したるわ、と対抗心が芽生えた。

寄付板に並ぶ名前の中に某有名企業もある。
こんなローカルでも功徳を積んでるのか。
本物だったんだな、と感心。


■そこのベンチ、お前ひょっとして…
なごみの米屋!!なごみの米屋じゃないか!!
千葉の成田山でぶいぶい言わせてるお菓子屋!!
あんた、あったまイイな!!
寄進板の石工細工は寄進額とは別に施工費が必要。
40万が50万になるのも珍しくない。
しかし広告入りベンチなら寄進目的も宣伝効果も抜群。
抜けなさすぎ。
場んでっとさんまたもや大爆笑。
さすがなごみの米屋。
商売人の鑑だ。
思わぬところで再会して懐かしいやら感心したやらで場んでっとさんの中で株がまた上がってしまった。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
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