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釧路市の東側に位置する厚岸町は、南部に厚岸湾、更にその奥に厚岸湖を介した、自然豊かな町です。
厚岸湖が天然の良港となり、漁業が大変盛んですが、特筆すべきは、特産の牡蠣貝が厚岸湖で養殖され、通常冬季にしか出荷されない牡蠣貝が、一年中出荷されている町として有名です。
厚岸湾と厚岸湖の境にある「厚岸漁業協同組合直売店エーウロコ」は、そんな厚岸漁港で水揚げされた水産物が販売されている直売所です。
エーウロコ入口の玄関には、「うみえもん」と言う「厚岸町公式キャラクター」が迎えてくれました。
うみえもんは、ちょんまげがウニ、眉毛が昆布、鼻がアサリ、耳がホッキ、肩あてが牡蠣貝、前掛けがホタテ、刀に当たる部分がサンマで飾られ、さらに町章や、さくら色とあやめ色で飾られています。
まさに海産物の宝庫で作られた「うみえもん」です。
直売所に入ると、所狭しと新鮮な海産物が並んでいます。
一夜干しのホッケやニシン、数の子や(生ニシンが売られていたので、おそらく国産)イクラや筋子、乾物やアサリなどの貝類や鮮魚など、色んな種類の海産物が販売されていましたが、驚きなのは、どれも格安である事。
買って帰りたい衝動に繰られます。
その中で今はカレイの時期なのか沢山並んでいましたが、値札を見ると(画像参照)、なんと砂ガレイが1匹100円前後で売られていました。
体長20cm前後の砂ガレイが、1匹78円????
2匹入りで111円??1匹55円?????
真ガレイはマズマズの単価でしたが、何故砂ガレイがこんなに安いか聞くと、沢山捕れるし、味が(真ガレイなどに)落ちるらしいです。
味が落ちる
と言っても「不味い」訳では無く、砂ガレイが白身の味が淡白すぎるだけで、単なる塩焼きでは物足りないそうです。
上手く料理すれば、真ガレイと遜色ないそうで、まさにお買い得なカレイです。
そして、長さ60cm以上はある、馬鹿でかいミズダコのゲソ(画像参照)があり、1本1500円ほど。
これは刺身用だそうですが、タコ刺し好きにはタマラナイ逸品だと思います。
そして北海道でも根室地方付近でしか見ない「花咲ガニ」が、ボイルされた状態で格安で売られていました。
足が一本折れた”キズ”の花咲ガニ(画像参照)が1パイ450円程。余りにもの格安に驚きです。
奥の水槽には、活きた花咲ガニや、「北海道の秘味」とも呼ばれている活き「ホッカイシマエビ」が泳いでいました。
その中で特筆すべきは、やはり牡蠣の産地らしく、大量の牡蠣貝が売られていました。
サイズにより単価が異なりますが、最安1ケ80円から。。。。
厚岸湾は本州の牡蠣産地より水温が低いため、牡蠣がゆっくり育ち、また非常に栄養分が豊富な湖であるため、素晴らしい牡蠣貝に育ちます。
そんな活きた牡蠣貝は、非常に旨味がありジューシーで肉厚で、牡蠣嫌いな方でもファンになるらしいですが、そんな牡蠣貝を、直売所奥のイートインコーナーで食べる事が出来ます。
イートインコーナーでは、牡蠣ナイフやペンチ、紙ナプキンや軍手など、牡蠣貝を自由に食べれる道具が揃っており、また映像と書面で、牡蠣の殻をむく工程などが流れています。
また電子レンジもあるので、チンして簡単に蒸ガキを食べる方が、手っ取り早いかもしれません。
今回は、マルえもん牡蠣4ケ、弁天牡蠣4ケ、白貝2パックを購入し、計1600円ほど。
早速電子レンジでチンした、蒸ガキを食べる事にしました。
電子レンジの蒸し時間目安は、牡蠣1ケ2~3分ほど。
しかし、早く食べたい気持ちが焦り、一度に牡蠣4ケを電子レンジに入れました。
5分ほどで蒸しあがると、2個の牡蠣が口を開けていました。蒸された牡蠣の香りが凄く食欲をそそり、早速嫁さんと試食。
肉厚の牡蠣貝のジューシーさ肉厚さなどは、まさに絶筆に尽くしがたい味でした。
さっきまで活きていた牡蠣貝ですので、鮮度は抜群。 電子レンジで蒸す調理方法は、理に叶っているかもしれません。
一度に4ケをチンして、まだ2ケの牡蠣貝は口を開けていなかったので、再度電子レンジへ。
再び3分ほど待つと、1ケだけ口を開けていました。それも試食。
まだ口を開けていない残り1ケの牡蠣貝は、さらに電子レンジに入れましたが、実は既に蒸し上がっていた牡蠣貝になっており、それを3回も電子レンジでチンしたため、かなり熱を加えすぎてしまった、実が細くしなびた牡蠣になっていました(涙)。
やはり手順通り1〜2ケづつ、チンした方が良いようです。
他のお客さんは、ビール持参で牡蠣貝を食べてらっしゃったり、チンせずに、生ガキで食べてらっしゃいましたが、次々に牡蠣を食べにくるお客さんの、美味しそうな笑顔が印象的でしたし、牡蠣に限らず、ボイルされた花咲ガニを食べてらっしゃたりと、豪華な昼食???です(嬉)
蒸した皿には牡蠣汁がたっぷりあり、それも飲み干すと、あっという間に牡蠣貝を食べ終わってしまいました。
「ウマカッタ・・・。」
嫁さんも満足そうで、お代わりがしたくなります。。。。。
やはり低温の汽水で育った牡蠣は、養殖期間は掛かりますが、味は格別な気がしました。
しかし「マルえもん」などの牡蠣貝は、宮城県産の稚貝を厚岸湖で養殖しているそうですが、「カキえもん」と言う、牡蠣の卵の時から育てている完全厚岸産の牡蠣貝は、「マルえもん」より肉厚で、貝柱が発達し、噛み応え最高の肝を包む表皮、ひもの部分がとびっきりの旨さに達した牡蠣だそうです。
「カキえもん」を食べたくなりましたが、「カキえもん」は生産量が少なく、すぐ売れてしまうそうで、残念ながら今回は販売されていませんでした。
一度食べて見たかったですが、それは次回の課題になりました。
〇アクセスなど〜
・JR花咲線(根室本線)厚岸駅より1.5?
・無料駐車場あり
・〒088-1128 北海道厚岸郡厚岸町港町5丁目3番地
・年中無休(年始を除く)9:00〜16:00
※店内写真撮影は、許可を頂いております
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
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