あなたはこのクチコミが参考になると思いますか?
604名が参考になると回答しています
タンチョウは天然記念物です。
しかし、タダの天然記念物ではありません。
天然記念物は天然記念物でも、”特別”天然記念物であるのが、実はタンチョウになります。
さらに呼び方は「タンチョウ」のみで、最後に”ツル”は付けずに呼びます。
釧路湿原付近に住むタンチョウは、渡りをしないツル(留鳥)で、夏季は広い釧路湿原などにいるので、なかなか探す事は出来ませんが、毎冬エサが乏しくなる11〜3月頃は、給餌が行われる「伊藤タンチョウサンクチュアリ」や「鶴見台」に、沢山のタンチョウが飛来するので、簡単に見る事が出来ます。
そんな簡単にタンチョウが観察できる「伊藤タンチョウサンクチュアリ」は、”飛来するタンチョウ”や、”鳴き交わし”や”求愛ダンス”撮影に、沢山のカメラマンで埋まります。
しかしカメラを持って勇んで撮影に行っても、タンチョウは10時頃〜日暮れ位までしかサンクチュアリに来ないので、早起きして行っても撮れません。また冬季以外は、タンチョウはいません。
参考に、早朝のタンチョウ撮影は、村内の「雪裡(せつり)川」などで撮影されてます。
大変なのは、いつも”鳴き交わし”や”求愛ダンス”、「飛来」している訳では無いので、ずう〜っとずう〜〜〜っと、エサを”ついばんで”バカリいるタンチョウを見つめていなければなりません。
鳴き交わしや求愛ダンスは、何の前触れもなく急に始まるので、その姿を望遠レンズで焦点を定められるか、他のタンチョウがレンズに入って邪魔しないか、タイミングや撮影は運任せになります。
長くても10〜30秒くらいでダンスは終わるので、次にダンスが始まるのは、
数分後?
それとも1時間後?
また数組のカップルが、一度に求愛ダンスを始める事もあるので、それはタンチョウに聞いてみないと分かりません。
もっと大変なのは、冬の北海道を外で待つ事になるので、完全な防寒をして、寒さに耐えなければなりません。
もっともっと大変なのは、興味の無い同伴者と数時間撮影をする場合で、少しタンチョウを見たら、保養センターなどでビール付きで待機してもらうなど、別行動をして貰う方が無難です(笑)
※はっきり言って撮影に興味がなければ、エサを”ついばんで”バカリいるタンチョウは、30分も見てられないと思います。
ツルと言えば「タンチョウ」が思い浮かぶほど、社寺の屏風絵や彫刻に彫られたり、お札の絵柄に描かれたり、「日本昔話」でも登場するツルは、昔から日本人に愛されていた鳥なのかもしれません。
また「鶴の一声」など、ツルに関する”ことわざ”は、悪い意味で使われる事が無く、実際のタンチョウも、非常に大きな透き通る声で鳴きますので、驚かれるかもしれません。
タンチョウは、普通に撮るだけでも美しいですが、そのタンチョウが鳴き交わしや求愛ダンスをしている姿は、きっと魅入ると思います。
縁起の良い鳥とされているタンチョウは、ぜひ撮影に、見学に行かれる事をオススメします。
○アクセス〜
・JR根室本線釧路駅から阿寒バス、つるい保養センター行き:鶴居村役場下車、徒歩10分。
・バス停付近にコンビニ、日帰り入浴温泉施設、民宿などあり。
・伊藤タンチョウサンクチュアリ(入場無料)付近にトイレ、ビジターセンター(入場無料)あり。
○レンタカー〜釧路市内、釧路空港から約30km。無料駐車場有
※雪道走行に不慣れな場合は、オススメできません。
○一眼レフカメラなど、望遠レンズを使用しての撮影が必要です。コンパクトカメラでは、飛翔した姿や求愛ダンス撮影は、非常に難しいです。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
凄く素晴らしい画像に感激です