カムイワッカ湯の滝の口コミ一覧

　カムイワッカ湯の滝・・・。
　と言う名がある通り、滝全体が温泉になっている滝で、知床五湖からさらに１５ｋｍ余り、知床半島の奥深い、ダート（砂利）道を行った所にある秘境の滝です。

　６月頃〜１０月頃までは、マイカーなどで行く事ができますが、８月や９月の多客期は、専用のシャトルバスのみでしか行く事ができません。また荒天時は通行止めになり、毎日時間規制もあります。

　知床半島の奥深くのダート道を行くので、ずっと森の中を進むため、運が良いと？エゾシカやキタキツネなどの動物や、更に運が良いと？？？ヒグマと遭遇する事があります。

　そのため、徒歩や自転車で行く際は注意が必要です（ダート道は狭いため、通行車両にも注意。携帯は全区間圏外）。

　カムイワッカ湯の滝付近は、数台の駐車スペースがあり、そこから数分で、カムイワッカ湯の滝への沢（カムイワッカ川）へ入りますが、靴では濡れてしまうため、裸足、もしくは靴下を履いたまま沢の中を進む事になります。　
　沢の湯の温度は２５〜３０度はあるので、足を浸けると、温かさに驚くと思います。
　一枚岩の上を流れる非常に浅い沢であり、温かいので、歩くほどに楽しくなります。

　５分ほど沢の中を歩くと「一の滝」に到着しますが、滝つぼが天然の露天風呂になっています。
　大人１０人は入れる大きさで、深さも１ｍ以上はあるのでゆっくり浸かれます。
　また滝つぼに流れ込む「一の滝」の湯は、天然のジャグジーにもなります。

　しかし、滝つぼの湯温も３０度程度なので、気温が２５度以上は無いと、上がると結構肌寒いですが、辺りは知床の森に囲まれ、沢からは沢山のマイナスイオンが充満してるので、とても癒せる場所と思います。

　カムイワッカ湯の滝の様に、川全体が温泉になっている場所が、他にあるか知りませんが、知床の奥深くの秘境に、大自然や動物などを見つけたり、人工音が全く無い世界を楽しんで頂けたらと思います。



※参考に
・カムイワッカ湯の滝は、ＰＨが１〜２であるため、貴金属をつけたまま湯に浸けると、黒く変色する事があります。
・１０円硬貨などを湯に浸けて擦ると、瞬く間にサビが取れキレイになります。
・ＰＨが低いため、湯が傷口や目に入ると大変沁みます。赤ちゃんや皮膚病の方は特に注意。
・付近に売店などは無く、湯の滝入り口に簡易トイレがあるのみです。着替えも簡易トイレ内になります。
・飲食品は、事前にウトロの町などで購入が必要です。
・一の滝を登ってスグの所は、厳しく通行が規制されているので、入り口から「一の滝」の上まで歩いても、１０分程度しか時間を要しません。
・ヒグマの生息地なので、カムイワッカ湯の滝以外は行く事ができません。

僕が行ったころはまだ世界遺産になる前だったので車で近くまで行くことができました。
そこから友達みんなで沢登り。はじめはぬるかったのですが、登っていくたびに徐々に暖かくなり、滝つぼではちょうどいい温度でした。酸性が強く、滝に近づくととても目がしみたのを覚えています。
といっても、沢登りはなかなかしんどかったです。小さな子供連れだったり高齢の方は厳しいですね。くつは置いて、靴下で歩いて行くのが滑りにくくていいと思います。僕らは上るときはそれを知らずに、なかなかつらかったです。帰りは靴下のおかげで楽々でした。

斜里から観光バスで行きました。
観光バスのガイドさんが「遊んでおいで」と言いました。滝は温かいお湯が流れていて、滝を上って行く事が出来ました。Gパンのすそを膝までめくりあげてお湯の中に入って行きました。滝の底は、小柄な私の膝よりずっと下で浅いけどヌルヌルゴツゴツなので下半身に力が入りました。同じバスに乗ってた女子大生は、途中で尻餅をついて大変だったそうです。後で聞いて一緒に笑いました。
降りてきた人が「もうすぐだよ」とか「お湯が目に入ると沁みるから気をつけて」とかアドバイスをくれました。上の方には滝つぼがあって湯船のようになってるとききましたが、そこまでバスの集合時間に遅れそうだったので、途中で断念しました。
山の中を通ってやっとたどり着くそこだけ、人の歓声が響いていました。

私は知人に教えてもらうまでは聞いたことは無かったので、無名なのかと思っていましたが、結構大勢の人がいました。緩やかな傾斜の岩場の川を上って行くとたどり付きます。足場は滑りやすいので、スポーツサンダルや、マリンシューズを履くのがお勧めです。みんな一心に、川を上っている姿は、いささか奇妙ではありましたが。水の温度はすこしぬるいのですが、登るにつれ、だんだん温かくなります。そしていよいよ滝つぼが見えてきました。ここがカムイワッカの滝です。みんな水着で温泉を楽しんでいます。無料で露店温泉が楽しめます。全く自然に保たれた温度ですが、丁度良い湯加減でした。温泉を楽しんだ後は、同じように川を下って戻ります。当然ですが、濡れても服装で行かなければなりません。また、着替えを持って行く必要もあります。