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日光国立公園内にある丸沼は、標高1,400m余りの高さにある高原の湖です。
車を降りた時から、高原の空気と風を感じる事が出来ましたが、それ以上に沢山の小鳥の”さえずり”が素晴らしく、それだけでも癒せる場所でした。
そんな丸沼には遊歩道が整備されてますので、早速嫁さんと遊歩道を歩くと、まずは綺麗な清流が流れる橋を渡ります。
橋の上から遠く日光の山々が望め、また丸沼側の山々は、薄緑・濃い緑・淡い緑など色んな緑色が山を染めていました。まだ新緑の面影を残す山々は、本当に萌えるようで美しい景色で
「緑って、色んな緑色があるよねぇ〜〜〜・・・。」
と嫁さんが”感心”したように話しました。
最近は嫁さんも自然に”関心”を持ち始め、嬉しい限りですが・・・。
遊歩道を歩くほどに、丸沼の湖水も楽しめますが、不思議なのは、丸沼は見る場所によって青色の美しい湖水を見せてくれます。
なぜ湖水が青く見えるのか不思議ですが、太陽の光が当たらない場所の方が、より青い湖水を見せてくれるような気がします。また高原で生育する”シラカバ”や”ダケカンバ”など、白い樹皮をした木があるので、その白い幹が青い湖水に魅惑的に映えていました。
他にも今時期に咲くヤオツツジのオレンジ色が、青色の湖水と森の緑色に映え、まさに景色に花を添えていましたので、紅葉とはひと味違う”色の共演”を楽しむ事が出来ます。
また丸沼はニジマスなどが放流されているので、釣り客がアチコチで船を浮かべていました。こんな素晴らしい景色の中で釣りをするなんて羨ましい限りですが、次回は釣り道具を持参して訪れたくなります(笑)
さらに遊歩道を進むと、所々にミズナラなどの巨木が目立ち始める森の中を進みますが、遊歩道沿いにあった巨大なホオノキ(朴の木)に触ってみると、数百年生き続けていた巨木の”パワー”を貰う事が出来ました。
嫁さんもホオノキの巨木を触って、巨木のパワーを貰って??いましたが、嫁さんの顔よりも大きな朴の葉は驚きです。
「ホオノキって、朴葉味噌に使う葉っぱなんだよね??」
と嫁さんが聞いてきましたが、実際の生きた朴の葉を見たのは初めてだそうで、色んな自然観察をしながら歩くのは、本当に面白いです。
それにしても、この巨木や原生林、美しい湖水を眺めながらの静寂な雰囲気は最高で、たまにはこんな大自然の中に身を置くのも一興と思いました。
丸沼の駐車場から3kmほど歩くと、国の重要文化財(建造物)に指定された「丸沼ダム」と言う、「バットレスダム」があります。
格子状の扶壁が特徴で、現役では日本に数基しか無い、ダムマニアには垂涎のダムだそうですので、是非ココまで歩いて頂くと良いと思います。
さらにこの丸沼ダムの前は、ドラム缶で作られた”筏(いかだ)”があり、筏に乗りながら張られたロープを手探りで引っ張り、対岸に渡る事が出来ますが、結構スリルがあり面白いので、是非挑戦して頂くと良いと思います。
筏で対岸に渡ると、国道を通って駐車場に戻る事になるので車に注意が必要ですが、再度筏で折り返しても、往復2時間ほどで駐車場に戻る事ができます。
丸沼の駐車場には自動販売機や売店、トイレがあるので、手ぶらでも出発前に準備が出来ますし、宿泊施設や日帰り温泉もあるので、自然を満喫したあとは、温泉で疲れを癒す事もできるのでオススメです。
またこれだけの広葉樹の森があれば、きっと紅葉時も最高の景色と思いますので、自然散策にバードウオッチングに釣りに、是非時間を取って散策して頂けたらと思います。
○アクセス〜関越道沼田ICより国道120号線を車で50分、日光宇都宮道路清滝ICより国道120号線を車で100分
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
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