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茨城県の最高峰「八溝山」は、山頂まで車で行ける標高1,022mの山です。
山頂には展望台があり、阿武隈山地や那須連峰などの広大な山々や広い関東平野など、360度景色を遠望する事ができる展望台があり、知る人ぞ知る名所です。
すこぶる晴れた日は富士山まで遠望できるそうですが、この日は霞や朝靄が多く×。。。
しかしこの霞が雲海のような景色を作り、それが広大な山地を覆ってましたが、徐々に朝日が昇り、太陽の光が雲海をピンクやオレンジ色に染め始めると、それは少しずつ幻想的な絶景に変わっていきました。
深い山地の中にある八溝山は、人工音も聞こえない大自然の中にあるので、そこで眺める事が出来た絶景は、まさに魅せられる景色で、本当に知る人ぞ知る名所だと思いました。
この八溝山頂付近は、世界自然遺産白神山地に原生している”ナラ”と言う木と、”ブナの木”が混生した原生林があり、その中に散策路が整備されてますが、10月を過ぎるとブナやナラは落葉し、落ち葉の絨毯が敷かれた散策路になっていました。
歩くほどに「サクサク」と言う音が心地よく、それが綺麗な空気とモミジの紅葉が相まり、嫁さんもそんな景色に心浮かれながら散策していますが、こんな良い名所なのに、奥深い山にあるためか、ハイカーも少なくマッタリ堪能出来るのも魅力です。
このあたりは、「日本名水百選」に選ばれている「八溝山湧水群」があります。
”ミズナラ(水楢)・・。”
と呼ばれる名の通り、水を蓄えるナラやブナの木々は、八溝山に降った雨や雪を”水”として蓄えますが、その中で水戸光圀公が特に賛美した「金性水」湧水は、行った時は少しだけ水が流れていましたが、モミジなどの葉が浮いており、結構風情がある湧水でした。
ちょっと飲みたくなりましたが、嫁さんが生水を心配したので、水筒に入れ、自宅で煮沸してお茶用の水のお土産の出来上がりです(嬉)
11月初旬は、山頂付近の紅葉はほぼ終わってましたが、中腹の日輪寺まで至ると、かなりの紅葉を愛でる事が出来ました。
ハイカーの方も紅葉を絶賛していて、少し早い昼食のおにぎりも、ひと味もふた味も美味しく感じました。
その中のハイカーの方は何度も八溝山を訪れてらっしゃるようで、
「5〜6月の新緑時も素晴らしいですよ・・。」
と仰られました。
これだけ広葉樹が多いので、素晴らしいのは頷けます。
八溝山頂付近は、展望台やブナやナラなどの原生林、八溝川湧水群や八溝嶺神社があり、また中腹には日輪寺など見どころも豊富な自然の宝庫ですので、バードウオッチングなども兼ねて散策して頂けると良いと思います。
○アクセス〜
・JR水郡線「常陸大子駅」から蛇穴行きバス約50分「蛇穴(八溝山の麓)」下車。山頂まで徒歩約2時間30分。
・トイレは山頂や寺、駐車場など各所にありますが、売店などは一切ありません。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
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