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鹿野山九十九谷展望公園は、幾重にも重なり合う丘陵や山々を望む事が出来できるビュースポットです。
山と谷が重なり合う様子を総称して「九十九谷」と呼ばれているそうですが、特に秋から冬の、夜明け前から日の出と、日の入り前の情景は素晴らしく、九十九谷の山並みに浮かび上がる雲海は
「まるで墨絵の世界のような・・・。」
とされる名所です。
ちなみに、「新日本風土記」で紹介され、東山魁夷画伯の「残照」のモチーフとなり、文人・大町桂月が「天下の奇観」と激賞したり、また「君津市の次世代に伝えたい20世紀遺産」、千葉県の眺望百景にも登録されています。
日の出一時間前に訪れると、既に10人ほどのカメラマンが待機していました。
太陽が昇る辺りが、わずかに明るい程度で、山並みの谷にうっすら雲海と集落の灯が見えます。
ここは星空撮影スポットとしても有名ですが、どうしても星空を綺麗に撮るウデが無いので、街灯にピントを合わせて撮影。
これはこれで綺麗な一枚が撮れました。
ブルーアワーが美しく、もう少しで日の出が見れると思うとワクワクしますが、まだ暗い山並みを撮影すると、まさしく墨絵の様な一枚が撮れ、だんだん撮影が楽しくなってきました。
東側の空には厚い雲があり、日の出が待たれますが、燃えるような雲も味わいがあります。そして太陽が顔を出すと、20人くらいまで増えた観光客から感嘆の声が上がりました。
私は少し後方に下がり、嬉しそうに写真を撮る観光客をパチリ。単に日の出を写すより、動きがある感じの一枚が撮れました。
今まで各所で日の出の撮影は行ってきましたが、やはり何度見ても、日の出の絶景は良いモノです。
さらに日が昇るほどに、山並みを照らし始めますが、雲海が光芒を作り出し、これまた幻想的な景色が広がります。
展望台から見える景色のドコを撮っても絵になりますが、普段は撮らないカラスでさえも絵になります。
この雲海撮影に魅せられて、何度も足を運ぶ方もいらっしゃるそうですが、その方の気持ちも分かるような気はしました。
太陽が昇るほどに雲海も光芒も無くなってしまいましたが、こんな絶景が見れて、本当に大満足。
ふと気が付くと、沢山の小鳥の”さえずり”が聞こえ、彼らの声は、この大絶景に華を添えてくれます。
隣で撮影していたカメラマンさんも
「今日は綺麗でしたね」
と言われ、満足そうな表情が印象的でした。
ここは昼間の景色も素晴らしく、観光バスも寄るほどの観光名所ですが、広い展望台と大きな無料駐車場が整備されてますので、駐車してスグ景色を愛でる事も出来ます。
このような雲海撮影は、日の出前からの待機が必要ですし、自然現象ですので、いつも素晴らしい雲海絶景が見れるとは限りませんが、早起きする価値が大いにある場所ですので、是非挑戦して頂けたらと思います。
○アクセス〜
・住所:君津市鹿野山東天峪119-1
・鹿野山九十九谷展望公園より2~3km以内に宿泊施設、商店、入浴施設(要確認問合せ)あり
・トイレのみ完備で、コンビニやスーパーなどは10?以上離れています。事前に飲食物は購入して行かれる事をオススメします。
・初日の出スポットとしても有名です。運が良ければ、雲海の向こうに初日の出を拝む事が出来るかもしれません。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
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