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ハー型の猪目窓...と、花風鈴を愛でに!
2021年7月17日(土)天候:晴れ
茶畑が広がる長閑な集落の高台に❝正寿院(しょうじゅいん)❞が佇んでいます。
山号は〚慈眼山(じげんざん)〛で、高野山真言宗派に属し、ご本尊は≪十一面観音菩薩立像≫を祀られており、50年に一度開扉される秘仏だそうです。
創建はおよそ800年前…〖飯尾山医王教寺〗の塔頭寺院として建立されたと伝えられています。
〚本堂〛に向かいます。。。
緩やかな坂道を進むと左手に簡素ではあるが趣のある『山門』が佇み、その傍らには樹齢400年を超える“百日紅”の大樹が『山門』を護るように枝を広げていました。
当日は風鈴まつりが開催されているため『山門』からの出入りができず…板塀沿いに暫く進むと、拝観の受付がありました。
拝観受付をすませ∼・∼境内に進みます。。。
境内に足を踏み入れる...と、棚に吊り下げられた風鈴2000個あまりが、茶畑と、初夏の空を背景に涼やかな音色を奏でていました。
石畳の参道に沿って花風鈴のトンネルができており、ガラスの内部には季節花の“ひまわり”や“桔梗”と“アジサイ”の花々が入った風鈴が拝観の人たちを出迎えています。
境内には浴衣姿の女性や赤ん坊を抱いた親子連れ…そして若いカップルの姿が多く見られました。
時折り吹く風に短冊がなびき、色とりどりの風鈴の音色が境内に響き渡ります。
色とりどりの風鈴が連なる光景は壮観のひとことです!
参道を進み〚本堂〛にあがり…お参りします。
ご本尊は、50年に一度しかその姿を拝めない事から観音様の指に結ばれた「結いの紐」を両手で挟みながら願い事を伝えます。
お参りをすませ…縁側に腰を落として風鈴が奏でる涼やかな音色を聴きながら∼・∼非日常的な空間に浸っていました。
時間が経つにつれ、拝観に訪れる人たちが多くなってきます。
参道を少し戻った先にある『客殿(則天の間)』に向かいます。
ここ数年SNS等で一躍有名になったハート型の猪目窓は多くの人たちで賑わう人気のスポットになっています。
〚本堂〛に入る際、受付で手渡されたパンフレットが『客殿(則天の間)』の拝観チケットになります。
『客殿』は畳敷きの日本間に縁側と、坪庭を兼ね備えた美しい造りで、正面にハート型の猪目窓があります。
その窓から覗きみる空間は、四季折々の光景が映し出されます。
この窓は❛幸せを呼ぶ窓❜として若者の間で話題になり、一年を通して足を運ぶカップルたちが訪れているそうです。
目線を上に向ける...と、天井には四季の花々と日本の風景が描かれた天井画160枚が頭上を彩る素晴らしい景観が広がっていました。
縁側に座り、縁取る緑の坪庭には季節の花々を浮かべた“花手水”が配され、その傍らには可愛い風鈴が吊り下げられていました。
里山での長閑なひと時は過ぎ『客殿』を後にし、風鈴の澄んだ音色を聴きながら帰途につきました(*^-^*)
拝観時間及び拝観料
4月∼10月:8:30~16:30/11月∼3月:8:30~16:00
拝観料:700円+参道協力金300円/一組
2021年 風鈴まつり開催期間:5/1(土)∼9/18(土)
※ 例年は7/1~9/18です。
アクセス
車:京滋バイパス「宇治西IC」より約30分。
マップコドでの案内:148 035 535*25
集落の道幅は狭く交互通行が困難な場所があり、注意が必要です。
電車→バス:JR奈良線「宇治駅」→バス「正寿院行」に乗り(正寿院口)下車徒歩約10分です。
※ 私的には車での拝観がベターだと思います。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。