靖國神社

敷地内の食堂では「特攻の母 鳥濱トメ」さんの卵丼1100円が名物。
鶏肉なし。
1100円も出すなら親子丼がいいな。
と思うが物がなかった時代のコンセプトがあるらしい。
高価なのは収益の一部が特攻資料館に寄付されるからである。
コンカフェみたいな感じ。

■概要

本殿の裏側に日本庭園と梅園がある。
2/14ちょうど満開。見ごろ。
桜で有名なところで梅はそんなに有名ではない。
ベンチがあってスマホ休憩する人がちらほらり。


■感想

東京都内の桜はジンダイアケボノに植え替えられていっている。
見た目はソメイヨシノと似ている。
より病気に強く、より背が低いという特徴がある。

靖国神社の境内にあるのはソメイヨシノ。
樹勢が衰えた高齢な木々である。

靖国神社は樹木の維持保全のためにクラウドファンディングを始めた。

ソメイヨシノは寿命である。
挿し木から増えてるのでクローンみたいなもの。
衰えるときは一気にガタがくる。

都内はあちこちで伐採作業や撤去が始まってる。

靖国神社の桜もジンダイアケボノに変えちゃえよ。
と思うのだが思い入れがあるのでそういうことできないらしい。
飼ってる犬が年取ったから買い替えろ、というのは暴言であるのと同じようなもの。
気持ちというのは難しいねえ。

そんなこんなんで桜に複雑な思いが募る一方、裏手に梅林があるのでやってきた。
小さい。
桜に比べて花も枝ぶりも小さい。
しかし香りはよい。

春の訪れをふくふくとかみしめたい人らが足を運ぶ。

日本庭園もある。
鯉の餌も売ってたが自販機が壊れてもう買えない。
池の周りをぐるぐるしたり橋を渡って日本庭園を満喫したりの楽しみ方ができる。

春の靖国神社は梅から始まって桜に終わる。
丸の内公園にも小さな梅林がある。
皇居の周りを梅を求めてぐるり一周すると楽しめる。

久しぶりに靖国神社に行ったらとても綺麗になっていた。
見違えるように立派だった。

■概要
明治維新の頃からある。
第二次世界大戦の戦没者を祀ることで知られているが、
日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦、その他と多岐にわたる戦没者が多く祀られている。
その総数は246万柱越えの大御所である。



■感想
何年ぶりに訪れただろうか。
半端に離れているのであんまり来訪しない。
久しぶりに訪れると、私の知ってる靖国神社ではなくなっていた。

新宿思い出横丁を五十倍ぐらい汚くした木製屋台で安酒と肴を売っていたおじさんたちはどこに行ったんだろうか。
綺麗に整地されておじさんたちの場所がなくなってた。

ファッショナブルなお洒落カフェどころか兵隊コスプレおじさんやチラシおじさんがいたはずだ、いない。
思想の強いおじさんたちが平日でもいた。
消えてる。

昭和の酒飲みの雰囲気を漂わせていた靖国神社が生まれ変わってしまっていた。
小綺麗になっていた。
なんかオシャレ。

切っ掛けはオリンピックだろうか。
あれほどボロかった境内がなんと美しいことか。
驚愕。

酔っぱらいがいない。
酒の代わりにソフトクリームが売られている。

え、ここは靖国神社か？
本当に？

カルチャーショックを受けた。
大阪西成の清浄化を見ているようだ。
公園化している。

良く言えば誰でも着やすくなって観光名所してる。
悪く言えば名物である毒がなくなっている。

近場でもう何年も行ってないのであれば行ってみると楽しいはずだ。
あの古くてボロかった靖国神社がとても綺麗になっている。
アクが抜けている。

大きな鳥居があって、中は結構想像していたより広かったです。千鳥ヶ淵の隣で、春の桜の季節に立ち寄りました。
テレビ、新聞で、桜の開花宣言する木がありました。
実際、木の存在を見てみたかったので、見れて良かったです。お土産品店もあり、そこのソフトクリーム普通と比べて安かったです。

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