【解体】旧都城市民会館

ＪＲ西都城駅の近くに、この建物は、周りの建物の感じと全く違った感じのホールです。デザインが全く他と違っていると感じます。奇抜にも思えるデザインの中に、どこか有機的なものを感じさせます。1966年に建っていますので古い建物です。外側に鉄骨が扇型に伸びているように見え、角度によっては扇子のようにも見えます。このようなところが面白いと思います。ここで挙式したカップは4，258 組。すごいなと思いす。メタボリズムの設計思想で造られているそうで、初めて知りました。アコースティックな響きはとても綺麗ですが、大音響になるとエレキベースの音がビリ付きを起こすようになっています。そのような老朽化と新しいホールの完成で取り壊しの話が出て保存運動が起きました。結果的には市内の大学の学習施設として、耐用年数20年と見立てられ、存続されることになりました。メタボリズムの建物がどんなものか一見に値すると思います。

都城のシンボルとも言える建物です。貝殻の様な独創的な形は、市民のコミュニティの場所として長い間親しまれてきました。現在は老朽化により、その場を他へと移しましたが、建物自体はまだ見ることができます。財政の関係上これを壊す案があるのは残念でなりません。

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