金沢港クルーズターミナル

　昨年6月に石川県の新しい海の玄関口としてオープンしました。日本海の白波をイメージした外観で、海側は全面ガラス張りです。

　一歩中に入ると、広い！明るい！という印象です。柱は石川の伝統工芸で彩られています。その広い１階の待合エリアではよく週末コンサートが開かれていて無料で楽しむ事が出来ます。

　２階には海を眺めながら食事が出来るレストランや金沢港まなび体験ルーム、会議室、展望デッキがあります。
　金沢港まなび体験ルームには「操船シミュレーター」というものがあって、1回100円で巨大なスクリーンを見ながら船を操縦する体験が出来、子供に人気です。

　昨年はオーブンしたものの、コロナの影響で大型客船の寄港が全て中止となり、その本来の目的を一度も果たせずにいたのですが、ついに４月２日、待ちに待った大型客船「飛鳥Ⅱ」が寄港しました。
　到着は朝早かったのでお出迎えが出来ませんでしたが、夕方の出発の時にお見送りに行きました。
　ターミナルに着いて、もどかしい気持ちで検温や消毒を済ませ、１階を突き抜け飛鳥Ⅱを間近で見ました。ビルのように大きな豪華客船で、いつも見るターミナルとは全く違った景色になっていました。振り返って展望デッキを見てみると、広いデッキがお見送りの人でびっしりと埋め尽くされていました。
　出港の５時になると、カウントダウンで一斉に風船を飛ばし、出発の合図の大きな汽笛が鳴り、銅鑼(？)が鳴ったり、シャボン玉が飛んだりする中、乗客とお見送りの人とお互いに手を振り合いました。
　ただのお見送りの私でもものすごく感動的なシーンでしたが、クルーズターミナルで働いている人達はさぞかし嬉しいだろうな～と想像すると、涙が止まりませんでした。この時ばかりはマスクの時代で良かったなと思いました。

　大きな船なので、シャ～っとは進まず、ゆっくりゆっくり港から離れて行き、その間もみんなずっと手を振り続けていました。すっかり船が小さくなった頃を見計らって展望デッキの方に行ってみました。おそらくここからだと乗客の方達と同じくらいの目線だったのではないかと思います。

　乗客70人に対し、この日の来館者数は9480人も居たそうですよ。嬉しい事に今月は17日(土)と19日(月)にも飛鳥Ⅱが寄港予定なのでとても楽しみです。

金沢港クルーズターミナルは周辺にも見どころが点在していますヨ！(そのうちに口コミしたいと思います)
・「いきいき魚市場」は近江町市場より安いと地元では評判です。
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