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三日前の日曜日に、この駅で俎板を買った。帰宅してよく見ると割れが2か所見つかった。
「使えたらええがな」と言って家内が使ってみると、反りもあってガタつく。これは使えない。
朝から件の俎板をスクーターに積み込んで片道37キロの道の駅目指して走り出した。
寒い! 特に県境の山道に入るとますます寒くなった。ブーツを履いているが足先からジンジン冷える。
グリップヒーターが付いているので手先だけは暖かいのが救いだ。
風・・・道路標示では風速5メートルと出ている。
これが信じられない。 ヘルメットの中でもヒュ〜〜という音が絶えずして煩い。バイパスや無料高速区間の高架を走ると絶えず突風が襲ってきて真っ直ぐ走れない。
風でヘルメットのバイザーが勝手に上がってしまう。留め金が壊れているガソリン給油口の蓋がパコパコとひっきりなしに動く。
5Mの風ではない・・・もっとも風速は10分間の平均が表示されているから強弱はあるが、とても5メートルの体感ではない。
肩の力を抜くがバランスに苦労して腰が痛くなってきた頃、ようやく道の駅に到着した時は全身が冷え切っていた。
木工品販売コーナーへ行くと、灯りが消えていてドアも閉まり誰もいない・・・。
休み?無駄足だったか。
念のため隣の管理事務所へ行った。
「お隣は今日は休みですか?」
「今日はお休みです。どういったご用件でしょうか?」
愛想の良い女性が用件を聞いてくれた。
「実は、かくかくしかじかで・・」
「分かりました。お取替えします」
そう言ってコーナーの灯りを点け、一緒に同じ商品を探してくれ、レシートも無いのに快く交換してくれたのだ。
最初はどのように対応してくれるのか心配していた上に、閉まっている店を見て寒さと疲れが一挙に襲ってきた私はガックリしていたが、この女性のおかげで元気が出た。
帰り道も風と寒さに耐えながらの走行だったが、なぜか心は温かかった。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。