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GAYOSHIさんの法然院に対する口コミ

9点
紅葉を楽しむため、京都市左京区にある法然院(ほうねんいん)に出かけました。
法然院は、東山の鹿ヶ谷にひっそりと佇む、静寂で落ち着いた雰囲気の寺院です。
哲学の道から少し奥に入った場所にあり、華やかな観光地とは一線を画す、奥ゆかしさが魅力といえるでしょう。

鎌倉時代初期、浄土宗の開祖である法然上人が、弟子たちと六時礼讃(ろくじらいさん:念仏行)を唱えるための草庵を結んだのが始まりと伝えられています。現在の伽藍は、江戸時代の延宝年間(1673年~)に、知恩院の万無(ばんむ)上人によって再興されました。

見どころとしては、まずは 白砂壇(びゃくさだん)があります。
山門を入ってすぐ、参道の両側に盛られた円錐形の白い砂の盛り砂が白砂壇です。
白砂壇は水を表しており、その間を通ることで心身を清め、浄域に入ることを意味するそうです。
季節に応じて、住職や僧侶の方が砂の上に趣向を凝らした砂紋(水紋、波紋、幾何学模様など)を描き、法然院のシンボルとなっています。

次に、苔と茅葺の山門です。
茅葺屋根の山門は、苔に覆われた落ち着いたたたずまいを見せ、新緑、紅葉、雪景色など、四季折々の風景との調和が見事です。テレビや雑誌で紹介されることも多く、法然院を象徴する景色の一つと言えるでしょう。

また文人墨客の墓所も数多く、境内奥の墓地には、小説家谷崎潤一郎・松子夫妻や、哲学者・河上肇(かわかみはじめ)など、多くの著名な文人や学者、画家の墓所があることで有名。

しかし何といっても最大の魅力は秋の紅葉にあると思います。
苔生した境内と茅葺の山門は、俗世間から切り離されたような独特の静寂な空間。
山門は朝6時頃から開いており、早朝の拝観が可能なので、静寂の中、紅葉を独占することが出来ます。
参道から眺める茅葺屋根の山門の向こうに見える紅葉のグラデーションは、門の額縁に描かれる絵画のような美しさです。
銀閣寺や哲学の道、安楽寺、永観堂といった東山エリアの紅葉名所から近いにも関わらず、観光客が少ない穴場スポットかもしれません。

最後に私自身は体験していませんが、法然院は、自然保護や環境問題への意識が高い寺院としても実績があるそうです。(テレビ放映でたまたま知りました)。

東山(鹿ヶ谷)の山裾に位置し、境内には樹木が生い茂り、苔が美しい自然環境の中、鳥や昆虫などの野生動物が多く観察されます。
境内の片隅には「法然院 森のセンター」という施設があり、環境保全活動や、自然・環境問題に関する情報発信、また地元の自然観察グループなどの活動の場としても利用されているそうです。

恥ずかしいことですが、私はこの情報を今回訪問する直前に知ったのですが、当日は撮影に夢中で、この件はすっかり忘れてしまい、今回この紀行を書きながら思い出した次第です。
ちなみに法然院は、境内の水路や、近くの哲学の道沿いの疎水がゲンジボタルやヘイケボタルの生息地に近い位置にあり、初夏の夜、蛍の姿を観察できるそうです。ぜひ初夏に再訪したいと思っています。


住所:京都府京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町30番地
拝観時間:開門時間 6:00 〜 16:00
拝観料:境内自由
建物内部は毎年「4月」、「11月」に1週間ほど特別公開(有料)
アクセス: 市バス(系統:32)「南田町」徒歩5分
市バス(系統:5、17、32、203、204)「浄土寺」徒歩10分
市バス(系統:5、17、32、93、急行100、急行102、203、204)「錦林車庫前徒歩10分
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